#13 治療の進路変更。パクリタキセルからドセタキセルへ。
ラジオ局の運営も、みそソムリエとしての取り組みも、これまで1本の道をまっすぐ進めば良いものではありませんでした。
危機管理は前提ですが、その時々で状況判断、そして選択と決断。
がん治療も同じく、目的地までのレールをマニュアル通りに走ることが出来ないことが起きるものです。スムーズにいかないことを悩むよりも、病気の主人公である自分がどう判断し、選択・決断するか。
勇気を持って挑む気持ちも大切ですね。
◆パクリタキセルからドセタキセルへ乗り換え(タキサン系抗がん剤)◆
前回の#12のnoteにも記しましたが、初めてパクリタキセルという抗がん剤を投与後、全身に痛みが生じ、2回目の投与を見送ることになりました。
2週間経ち、その後痛みは8割がた治まったものの、主治医の見解としてパクリタキセルは中止しましょうということになりました。
副作用である痛みが確実に出る以上、その痛みを抱えてまでパクリタキセルを続けなくても、他の治療方法がいくつかあるということからの判断です。
この時点で私には、①他の抗がん剤を試す ②放射線治療 ③ホルモン療法が残されています。
今回も主治医の考えに一つ一つ納得しながら、次の進路を一緒に考えました。
①同じタキサン系の抗がん剤「ドセタキセル」にお試し乗り換え案
②抗がん剤を一旦中止し、放射線治療に進む案
それぞれに納得要素はありましたが、
①は、全身への転移を予防する
②は、乳がんを局所的に攻める
と、目的が異なります。そのことも踏まえて、①のドセタキセルお試し乗り換えに決定しました。
「お試し」とあるのは、
この「ドセタキセル」もほぼ同じ副作用が認められている薬だからです。
・関節痛みやしびれ
副作用の症状が「パクリタキセル」と同じか、軽いかを試してみるというわけです。
パクリタキセルは週1回を3週連続・4週目は休薬というスケジュールに対し、ドセタキセルは3週に1回の投与スケジュールになり、基本これを4セット(4クール)行うのですが、
私の場合は、試してみて大丈夫であっても2クールで終了しましょうということになりました。
(抗がん剤で無理をするより、長い治療を心も体も穏やかに続けることが大切だからだと思います)
と、言うことで、
来週は「ドセタキセル」という別の抗がん剤を試してきます。
仕事も治療もスムーズにいかない時は頭を使って考えるチャンス!
そこで考えたことや選択した道は、かけがえのない経験値になる!
あ、最初の抗がん剤治療から3ヶ月経ちました。
現在の頭髪の状況を参考までに公開します。(特にお望みではないかも知れませんが💦)
頭髪をはじめ、9割がた全身の毛が抜けました。
毛についてお話すると、
眉毛を描いたり、まつげのマスカラにはこれまで以上に時間がかかっています。
鼻毛が無いと、無造作に鼻水が垂れます。
頭髪はシャンプーの量もわずかで良いし、セットする時間も必要ないし、私の性格にはこのスタイルが結構快適だったりします(#^^#)
腕や足や脇のムダ毛、顔の産毛はほぼ無いので、
毛穴も縮んで(?)お肌ツルツル。怪我の功名!?
このお肌ツルツルに関しては、抗がん剤治療をしている中ではほぼ考えられない事例だそうで、主治医も不思議がっておりました。
この件に関する独自の見解は、また改めてまとめてみたいと思います。