#18 内分泌療法(ホルモン療法)がスタートしました!
乳がんと告知されてから、早いもので7か月が経ちました。
手術後に計画されていた抗がん剤治療は全8クールでしたが、副作用が厳しく6回で打ち切りとする決断をしました。
その後、次の治療である『ホルモン療法』がスタートしました。
私の乳がんのサブタイプは、ルミナルAというもので、
このルミナルAは、女性ホルモン(エストロゲン)をエサに増殖するタイプであることから、ホルモン療法が有効とされています。
◆ホルモン療法って?
ホルモン療法(アロマターゼ阻害薬)について詳しくは、国立がん研究センターのサイトから。
乳がん治療に使われるホルモン療法薬には、大きく分けて
①抗エストロゲン薬
②アロマターゼ阻害薬
があるそうで。
閉経前の方は①、
閉経後の方は②が採用される場合が多いそうなのですが、
私の場合、抗がん剤の副作用で生理が止まったのか、自然に閉経したのかが分からない状態なのですが、②アロマターゼ阻害薬(アナストロゾール)を処方されています。
ホルモン療法、要は、お薬で女性ホルモン(エストロゲン)の合成を抑えて、乳がんを兵糧攻めする治療のことです。
ただし、女性ホルモンを無理やり調整するわけですから、猛スピードで『更年期障害』のような症状が副作用として現れます。
私の場合、日に何度かカーっと熱くなるほてりが出てきました。
◆命のお値段!?ベージニオ
もう一つ、飲み薬が処方されています。
2022年1月に保険適用になった新薬『ベージニオ』です。
こちらは「飲む抗がん剤」のようなものです。
1日2錠飲むのですが、なんとこのベージニオ、
1錠約8,000円(1日約16,000円)する高級なお薬!!
再発リスクの高い術後の乳がん患者さんに有効とされるお薬です。
ホルモン療法だけでなくベージニオをプラスすると、再発や死亡リスクが30%低下するとも言われています。
1日約16,000円を飲みますか。
それとも30%の可能性を捨てますか。
すごい選択ですよねー💦
正直、どちらも嫌ですよ(^_^;)
高額療養費制度や限度額適用認定証などがありますが、
2年飲み続けるお薬の金銭的な負担は確実にあります。
副作用もあります。
特にひどいのが「下痢」です。
あまりに副作用が強い場合は、薬を中断してくださいと主治医に言われています。
◆ホルモン療法+ベージニオまとめ
ホルモン療法は飲むお薬なので、抗がん剤と違って、気持ちが落ち込んだり、副作用で体調が劇的に悪化したりするものではありません。
抗がん剤を終えたことで、かなり気持ちも体も楽になりました。
ですが、ホルモン療法(アナストロゾール)は10年間、
新薬ベージニオが2年間服用です。
これからどのような副作用が出てくるのかなと不安は尽きないですし、
ベージニオについては金銭的に皆さんがどうされているのかとても不思議です。
支払えずに服薬を諦める方もいるのでは?と思ってしまいます。
前述したように、がん治療には、
高額療養費制度や、限度額適用認定証の交付が適用されますが、
それでも医療費負担はかなりのものだと思います。
ベージニオが飲める実力があるのであれば、
1日5,000円のワインを毎日飲んでみたい。(笑)
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