ふと
少し前、「徹子の部屋」に、渡辺満里奈さんが出た。
マリーナ渡辺=海。名前からわたしは、この人を見ると「海」。
8月の海を連想する。
夫の名倉潤さんの、鬱病。
ドクトルマンボウこと作家・北杜夫氏(故)の得意分野(?)だ。
エッセイで何度も書かれておられるが、本当に苦しいらしい。
「寄り添って」
何となくの兆候、変化に気づいた渡辺さんの、夫への思いが伝わってきた。
ふと思う。
妻。夫ではなく、妻。奥さんがもし、名倉さんのような状況に陥ったとしたら、世の旦那共は、気づくだろうか?ちゃんと対応できるであろうか?
「寄り添って」
言葉で言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。
重大な仕事がある。取引先との関係が、悪化しそうだ。出張続きの、残業続き。周りに特に頼れる人もいない。
そういう場合、夫たちはどうするのであろう?
(気にならないでもないけども、兎に角今、俺は多忙なんだ。忙しいんだ)
(何とかやってくれるだろう。鬱なんて、ちょいと休めばいいだけさ)
多くが思うのではあるまいか?
にも拘らず、発病者が夫。旦那となると、奥さんが献身的に(渡辺さんの如く)寄り添って「当たり前]。
ヘンじゃない?
家事する旦那もいいけれど、こういう時こそ夫の真価。
「この人と結婚して」
妻は思うのである。