いつの時代も、、はぁ~っ。~親のホンネ~
新学年が始まり、はや1ヶ月。
1年生になった子を持つ、親御さんも多かろう。
「良く勉強するんですよ」
別四六時中、親が子に言う一番(?)だ。
「ちゃんと」
或いは「ちゃんと」。「良く」の代名詞代わりに、使う人もいる。
いつの頃から言うようになったのか?風習なのか?
思いつ日々を過ごしていた矢先、ゲンナリとした発見があった。
何と漱石。
夏目漱石も、3人の娘達に言っている。手紙にハッキリ記している。
修善寺の大吐血。知る人ぞ知る大吐血。
一挙に体調悪化となった漱石は、ずっと病床の日々を送る。
そこへ娘達。3人の娘達が見舞いに来るが、面会すら出来ない。
数日後、手紙を娘達に宛てている。
お見舞いへの礼状であるけど、「3人とも、学校が始まったら良く勉強するんですよ」。
(しょえ~っ!)
驚きましたね、読んだ時。
口では「思いやりのある子」
「優しい子」に、なぁ~んて言いつつ、心の中では「学力第一」。
今も昔も変わりませんなァ。
いつの時代も、、、はぁ~っ。
最も、2人の息子達に対しては、かなりスパルタ。
出来ないと直ぐに怒鳴る「学力主義」な「お父親」であったが、比べ、娘達にはそこそこ程度であったらしい。
そういえば、松谷みよ子さんの伝記にも、某学校に入学した時、校長先生が
「あなたたち、公立落ちてここに入学したんでしょ。でもここ、進学率はいいんですよ」と言われたとか。
ますます以って、はぁ~っ。今も昔も、ねぇ。
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