山の手お嬢・トットちゃん

トットちゃん。曰く、黒柳徹子さん。
彼女については、色々と言われている。ちょっと打っ飛んだ感じ(?)や、物凄い発想。とてもじゃないが昭和ヒトケタ生まれとは思えないような元気さ、、、。
「発達障害」断言する人もある。

それ以前に元。
トットちゃんが生まれた環境と言うか、お育ちになった日々が、根本ではあるまいか?父はバイオリン演奏者で、母はモダンなお母様。唱和初期の「山の手」が、生活であった。
モダンなお母様は、昭和初期でも、殆ど洋服。着物を着た事がない。「お父様」&「お母様」。そして子供からの呼ばせ方だ。
「パパ」&「ママ」。著作ではすべて統一。<徹子の部屋>等でも会話を説明する際には仰るけども、ノンノン。実は「様」タイプ(?)のご家庭である。シェパードを飼う家。
パンダとトットちゃんを結び付けた「叔父」は田口修治と、凄すぎる。
「叔父様」呼んでいただろう。

モダンで進歩的であったからこそ、ああいう個性を持った子供がいても、何ともなかった(?)のかも知れない。
トモエ学園での集合。多くが裸足の中、ただ一人、トットちゃんはハイソックスを履いている。家庭の経済力と、大事にされようが分かるものだ。

更に、更に。驚くことに「駄菓子屋へ行ってはいけない」と言われていた。
駄菓子屋=庶民の子。下町の子の溜まり場だ。
山の手の子が、そういう所に出入りして、言葉が汚くなる。庶民になるのを両親は嫌っていたのではなかろうか?
先の、ただ一人だけハイソックスも、直に足が触れるのは不潔だとの考えがあったようにも思われる。最も、子供の頃、トットちゃんは足が悪くて入院生活もしていたから、再発を恐れる意もあろう。

「氏より育ち」「お金より、愛情」「ご両親の家庭での教育が、、」
とはいうものの、やはり「氏」。元々も無視は出来まい。
失礼ながら今一度書いてしまうと、「発達障害」の可能性大、の子供が、あのように育つのは、その子の持つ「運」と、或る程度余裕のある暮らしが必要なんだと思わずにはいられない。

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