来世
いつの頃から「来世」。
生まれ変わったらの自分の背景。根本を思う時、願うようになっていた。
「外交官の家の子供として生まれ、幼少時から世界漫遊。様々な国の、様々な場所に住む。二十歳ぐらいまでに、英語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語が自由に操れるようになる。二十歳以降の5年間。25歳までは、職業探求機関。それだけの語学があれば、海外へ行っても不自由はない。様々な国へ行くのも良し、日本国内でするのも良し。25歳で本当にやりたい事を見つけ、道を歩き始める。趣味程度に中国語もやる。タイ語やロシア語、スイス語も良かろう」
いいと思いません?こんなのも。
やはり「語学は耳から」。文法的に学ぶより、生活を通し、喋りを通じて学んだ方が良かろう。亡父の仕事の都合上、3、4年に1回引っ越しをしたが、オール国内。イマイチであった。
「アラビアンナイト シンドバットの冒険」フジテレビでやっていたアニメを見ていて、いつも思いましたもん。「日本だけが、世界じゃない」って。
きっと前世も転々としていたんだろうなぁ。そして来世も世界漫遊、ボヘミアン?
<了>
○地球儀を 廻し夢見る 前世に
生きた当初を 来世でもまた
<短歌 なかむら>