マガジンのカバー画像

お読書、読書~個人的な読書感想文~

19
運営しているクリエイター

#読書感想文

いいんだけどの、イマイチ本2冊

どうして岩谷時子を語る時、人は越路吹雪との関連性しか通さないのか?
運命共同体だからであろうか?マネージャーだからか?
なぜ「アニメ」。岩谷とアニソン。かつては称した「カラーテレビまんが主題歌」との関係性を見ないのであろう?

見落としているのか?関係ないと思うのか?
手塚治虫原作の「ふしぎなメルモ」の主題歌&お終いの歌。「パトラッシュ!」で有名な、日本アニメのそれ。「ミラクル少女リミットちゃん」

もっとみる

好きな文章

「猫なんて!」(アンソロジー/キノブックス社刊)を、図書館で借りた。
アンソロジーとは、お題に添って集めた、という意味である。

何となくだ。
その前に同社から出ている「犬」編を借りたので、序でに。
実物は大嫌いであるけども、こういうのは楽しい。好きだ。
適当に種類程度、生態について知ってはいるけど、、、。
以上がわたしの犬猫に対する感覚である。

様々な分野の人が、様々な文章を書いていて面白かっ

もっとみる

しかし違うのでは?~「淳子のてっぺん」( 唯川 恵 著/幻冬舎刊)

22017年。元号は未だ、平成であったと思う。
いつものように新聞の新刊広告欄を眺めていたら、どばっと視界に入った文字がある。
「淳子のてっぺん」。
著者は、唯川恵。自ら「前から(これを)書くことが、決まっていたような気がします」とすら断言。かなりのお気に入りの著作のようだ。
題名がいい。素直に思う。非常に魅かれるものがある。

淳子=先頃他界された、田部井淳子さん。
昭和50年に、女性でで初めて

もっとみる

昭和初期・山の手・学習院~「仮面の告白」(三島由紀夫著/新潮社刊)

新潮文庫に入っている、「仮面の告白」
誰もが、三島を思うはずだ。
書き下ろしにして、代表作。
「天才」
素人世界では言われていても、プロとしてやっていけるかどうかは、
別である。
「プロ」=職業作家。
原稿を書いて生活の糧を得、税金を払い、生活必需品を買う人のことだ。
主食やら副菜。
パンにおやつにチョコレート。時には飴玉も必要となろう。
そういうものを自分の筆力、原稿料だけで稼げる者が「プロ」で

もっとみる