「Barの女の子」⑶
私、ちゃんと企業で仕事してみようと思うの。体の方はだいぶ良くなったもの。
私はね、私であるということをしっかりと見つけていかないといけないのではないかしら?
楽しい、嬉しい、悲しい、悔しい、憎らしい、そういったものをね、ちゃんと想像ではない形で手を入れないといけないのよ。
いずれ無くなるのは分かっているけど
"どうせ無くなるから何もしない"のとね
"どうせ無くなるんだからやってみる"と、選択肢があるなら
こう見えて、後者を選ぶくらいには、私はポジティブな人間でいるつもりなのよ。
心配ご無用。