「Barの女の子」⑷
人間は誰しもが自己中心的な生き物だし、それで良いと思うの。
だって誰かに親切にしてあげて、その人からは自分は嫌われている。その連続だったら生きていけないわ。
誰しもが報われたいし、人に好かれたいものでしょ?
支え、支えられる。
その為に生きているのであるならば、それは回り回って、全部が自分のためにやっていることだと思わない?
だからモノは言いようなのよ。
例えば、自分が死ねば、世界の貧しい人たちの100人の命が救われる。
その選択で、あなたは命を投げ出す?
私は無理ね。
だからこそ、私は生きているうち、一生自己中心的で生きていようと思うの。
でなきゃ、せっかく生まれてきたのに失礼だと思わない?
遠慮する必要なんて一切ないのよ。