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一生に一度は海外へ行ってみたら?

airiです。海外へ行くことは、自分の持っている価値観と異なる文化や環境を知る貴重な機会です。私は先日までシンガポールとカンボジアへ行ってきました。この旅では多くの日本との違いと似ている部分を知ることができたので、今回はそんな旅の振り返りと共に、海外へ行くことで学べる文化の違いを簡単にまとめてみたので、良かったら最後までおつきあいください。

文化 / 環境・食べ物

カンボジアをメインに話していきます。
カンボジアは四季が無く、基本的に雨季と乾季になり、8月は雨季にあたります。日中は非常に暑いのですが、スコールが降ることにより日中でも涼しく感じる日もありました。主な宗教は仏教になります。ただ、周辺諸国や歴史からヒンドゥー教の混じった上座部仏教になっています(日本は基本大乗仏教)。お寺を比較すると日本の建物との違いは歴然ですね!仏の前での姿勢も正座ではなくお姉さん座りと違いが大きく、面白かったです。

ワットプノン(カンボジアの寺院)

食べ物は香辛料が多めなのかなと思っていましたが、そんなことはなく日本人に馴染み深い優しい味でしたね!


あいさつ

環境・食べ物も結構違いがありますが、あいさつの仕方は特に地域性が出ますね。それぞれの国の特徴については画像の通りになります。カンボジアではインドに似ていて、手を合わせて挨拶をするのが主流でした。感謝を述べる際も手を合わせていましたね!

色んな国のあいさつの仕方

このようにあいさつ一つとっても世界で異なります。


歴史的背景と現実の対比

カンボジアでは多くの方と出会うことができましたが、その中でも特に印象的だったのが、20歳から地雷撤去活動をされているアキ・ラーさんのお話。

数多くの新聞にも掲載されているアキ・ラーさん

アキ・ラーさんは、10歳で少年兵として実弾入りの銃による射撃、地雷埋設の訓練を受け、20歳の頃の内戦が終わるまで多くの地雷の埋設を命じられ、多くの人々を苦しめて来ました。その償いの思いから20歳過ぎより地雷撤去のための活動 を開始し、2008年には「CSHD」と言うNGO団体を立ち上げ、一生を地雷撤去に捧げています。

アキ・ラーさんは両親を殺されたクメールルージュのもとで少年兵として活動した当時を遊んでいる感覚で銃を扱い、軍に従っていたと仰っていました。
現代の日本に住んでいる私たちの感覚では考えられませんが、それは幼少期にどのような環境に身を置き、誰をかっこいいと思うかによって人を殺す生き方をしてしまうのだということなんです。私でもそういった人生を歩んでいたかもしれないという話です。
現在でも地雷の埋まっている場所があり撤去が進められていますが、昨年度CSHDでは4名の死者が出たという危険な作業です。色々と試されているそうですが、やはり人為作業が伴う仕事となっているようです。。


自分の価値観の再評価

海外へ行ったからと言ってみんながみんな価値観が変わるとは思いません。色眼鏡を付けたままで旅をしていたら英語は多少身につけられたとしても他に得られるモノは無いでしょう。
自分の当たり前だと思っていた考え方を手放し、現地の人とコミュニケーションを取ってみることで、異なる文化を尊重し他人の視点を理解する大切さが得られるのだと思います。
それこそアキ・ラーさんとは、たまたまアキ・ラー地雷博物館を訪れた際にお会いしお話することができました。ポルポト政権時代の歴史や内戦のリアルな話は海外へ行き、そういった場所へ出向くことによって得られたんですよね。

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幼少期は住んでいる世界が狭く、そこに気付かず自分と他人との違いから苦しむ方が多いように感じています。だからといって現在の場所を否定するつもりはありません。現在の場所に感謝すること、こんな世界もあるんだということを知っておくことが大切かなと思っています。その視野を広げる方法の一つが海外へ行くことです。
比較から自分を顧みることができるので、人生一度は海外へ行ったり、海外在住の方と交流することをオススメします!個人の見解ですが。


歴史伝承施設の比較

元高校を使用した歴史伝承館

最後に、今年はたまたま気仙沼にて東日本大震災遺構・伝承館へ訪れる機会があり、元々高校だったという共通点のあるカンボジア/プノンペンにあるトゥール・スレン虐殺犯罪博物館へ訪れたので、この二つを少し比較してみますね。
起因はもちろん違いますが、一方は死者0に対し、一方は死者14,000~20,000人の一度入ったら二度と出てこれない収監所。収監所の所長は、当時の虐殺のことを”上からの命令で仕方がなかった”と語っています。当時カンボジアにいたら囚人にも看守にもどちらにもなる可能性があったんです。震災も虐殺もどちらも二度と起きてほしくは無いし、防災や戦争に対する考え方のためにもぜひ訪れてほしいと思ったので記載してみました。


まだまだまだ語りつくせない経験がありましたが今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
シンガポールは多国籍国家なのでここも面白かったですよ!
(後付けになってしまい、すみません。。。)

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