自分に自信のない私が、とっておきのおしゃれをして出かけたいと思うまで

とっておきのおしゃれをして出かけたい。
単純ながらに自分で楽しめる手段であると感じている。
昨今の情勢を鑑みるとどうしても、とっておきのおしゃれをして外出など夢のまた夢だと思う。

私自身、スタイルがいいわけでも顔がきれいなわけでもない。
それでもとっておきのおしゃれをして出かけたいと思うくらいに、自分好みのファッションと、化粧をして、できる限りのヘアアレンジなんかしちゃって出かけたいと思うのだ。

とっておきのおしゃれとは、自分に魔法をかけているように思う。
それが、自分に最適な化粧やファッションなのかと問われると絶対とは言い切れない。
だが、自分の好きなものを身にまとっている、というそれだけで、普段の私より自信を持てるような気がしている。
だからこそ、私の中でおしゃれは「武装」に近いと思っている。
似合う似合わないは別として、無理やり人に合わせない、自分の好みを全うしているというところが、自分への自信、すなわち自分を強化している武装のようであると感じるからだ。

モテメイクやモテコーデなど、無理に服装を相手に合わせて普段と違う自分を演出することで、好感度を上げることは簡単だと思う。
だが、無理して作り上げられた自分をどのような人が好んでくれるのだろう。
そもそも、人狼的なゲームが苦手な私にとっては、外見ですら嘘で塗り固めていくなど無理に等しいのである。
(ちなみにドッキリなど人を単純にだます系も苦手です)

そんな自分だからこそ、好きなものと真っ向から向き合っていたいし、好きなもので塗り固めたい。
それで私の目の前から去っていくのであれば正直私では対応できかねると思う。
きっと、人とかかわっていくうえで、相手の気持ちに寄り添ったり、譲歩することは大事だと思う。ここまで自我を貫く!と宣言しているように思われるが、それはあくまで「おしゃれ」という概念の元である。
感情的な部分等はもちろん譲歩するし、相手の気持ちを推しはかるつもりではいる。

友人たちは私の服の遍歴を見ているので、自分の着たい服を着る!ということについて特段驚きはしないだろう。
高校時代はひたすらにボーイッシュで化粧すらせず、大学は古着っぽいものを着て、覚えたての化粧をしていた。
社会人1~3年目あたりまではオフィスカジュアル的なものを着ていたが、4年目以降はカジュアルになっている。
それまでにお付き合いしていた彼氏に合わせたりなど行っていない。

おしゃれを楽しむようになったのは、高校生の頃。制服のない高校に通っていたことがきっかけだ。(進学理由は、ジーパンで登校したい)
それでも女性らしいといわれるような服装になったのは社会人になってからであるが、それまでの服装も自分好みを貫いてきたし、写真で服装を見ただけで大体の年齢がわかるので、それはある種面白いと感じている。

そんな私は、自分に自信をつけるために「とっておきのおしゃれをして」お出かけをしたいと思うのだ。
とっておきのおしゃれをして、とっても仲の良い友人たちと、とびっきり素敵な場所へお出かけを早くしたいものである。
BGMは「とっておきのオシャレをして/勝田里奈(アンジュルム)」がいいかな。


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