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【関連図】心不全
男子看護学生の鳩ぽっぽです。
今回は心不全の関連図です。
心不全は病態であって疾患ではありませんが、心疾患との繋がりは多く、関連図を書く機会も多いかと思います。
よければ是非参考にしてください!
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解説
関連図のように、心不全はさまざまな心疾患や循環系障害によって生じます。
ここには書かれていませんが、加齢変化と共に循環系への影響が顕著になり、高齢者の入院で心不全の状態になっている人はかなり多いです。
心不全には3つ種類があります。
・左心不全
・右心不全
・両心不全
この内、最もなりやすいのが、左心不全です。
心機能の低下によって全身に血液を送らなければならない左心系は大きな負担を強いられます。それにより、左心不全となってしまいやすいのです。
対して右心不全は左心不全の後から起こることが多く、それ単体で出ることは稀です。
そして、左心不全と右心不全の両方の状態になると両心不全となります。
それぞれの違いですが、左心不全に特徴的なのは呼吸器系への影響です。
左心室に血液が溜まりやすくなると、左心房に戻ってくる肺動脈の流れが悪くなります。それに伴い、肺の血流も悪くなり、肺に血液が溜まりやすくなります。これがガス交換を阻害してしまい、呼吸器症状が出てしまうのです。
右心不全では、浮腫が特徴的です。
全身の血流が滞るので、サードスペースに貯留する水分量が多くなり、浮腫が生じます。これは足や顔などの末端から始まり、腸管や肝臓などの中心へと広がっていきます。中心に来れば来るほど身体に与える影響は大きくなり、深刻なダメージを与えることもあります。
心不全で覚えておいたほうが良いことがもう一つあります。
心不全の治療薬です。
これは国試でも出やすい薬になっています。
降圧薬、強心薬になりますが、それぞれどこに働くかが異なります。
薬の機序に注目して覚えましょう。
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病態関連図
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