【援助計画】洗髪 洗髪台ver.
男子看護学生の鳩ぽっぽです。
今回から実習記録に役立つものとして、一般的な援助計画(看護技術の手順)を書いていこうと思います。
援助計画を書くにあたって、何度も一から手書きで書く方が多いと思います。その際、せめてテンプレートがあれば、時間の短縮になると思います。
その一助として、自身の記事をご活用いただけたら幸いです。
初回は洗髪になります。
洗髪の手順
※今回は病棟の洗面所で行う洗髪を想定しています。
必要物品:タオル×3、シャンプー、ケープ、ドライヤー、くし
①バイタル測定後、洗髪台へ移動
→血圧低下や呼吸状態を確認して判断する。チューブ類がついている場合はまとめて動きやすくする。洗髪中にもよおす可能性があるため、トイレの確認をこの時点でしておく。
②椅子に座って前屈みになれるか確認
→実際の角度で痛みが出ないかを確認する。姿勢維持困難であれば中断し、後屈姿勢や角度をつけてできないかを検討する。
③タオルを首に巻き、襟をカバーする
その上からケープを装着する
→防水のため、服に漏れないようケープ端は洗髪台の中に入れる。
④湯温を設定して患者さんに確認してもらう
→火傷防止のため。また、本人が快と感じる温度に設定するため。
⑤(患者さんor看護者が)頭をお湯で濡らす
→再度熱くないかの確認を行う。頭皮が温まってくるまで行う。
⑥シャンプーを泡だてて、髪を洗う
→指の腹で擦るように洗うことで頭皮を傷つけないようにする。痒いところや洗い足りないところを聞く。
⑦洗い流す
→顔や耳に湯がかからないよう、髪の生え際に手を添えてすすぐ。
⑧前屈みの状態のまま、タオルで水分を取り、元の姿勢に戻ったのち、本拭きを行う
→ケープと首に巻かれたタオルを取り除く。(首に巻かれたタオルで髪をくるむという技術もありますが、恐らくびしょ濡れなので、今回は別のタオルで拭くようにしています)
⑨ドライヤーで乾かす
→火傷防止のため10cm以上離す
⑩寝衣を整え、バイタル測定を行う
→血圧、呼吸状態の変動や気分不快の有無を確認後、安全に動けるか判断する
最後に
自分の援助計画のモットーは簡潔にまとめられていることです。そのため、内容が薄く見える人もいたかもしれません。しかし、要点は押さえていますので、これが最も簡潔にまとめられた援助計画であることをご承知おきください。
今回の洗髪は洗髪台での手順でした。病棟に一つは必ずあり、動ける・姿勢保持ができる患者さんが適応になります。
寝たきりの場合はケリーパッドを使うなどしますので、それもまた別の機会に書こうと思います。
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