【関連図】レビー小体型認知症
男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図はレビー小体型認知症です。
解説
レビー小体型認知症は、アルツハイマー、脳血管性と並んで三大認知症と呼ばれているものです。
男性に多く、アルツハイマーとは異なりかなり特徴的な症状がでます。
レビー小体型認知症の特徴的な症状として、錐体外路症状、幻視、レム睡眠行動障害の3つがあります。
錐体外路症状はパーキンソン病と同様に、筋強剛が生じ、動作障害を引き起こします。ここから転倒リスクや生活行動の困難などが看護問題として上がってきます。
幻視は妄想と共に出ることが多く、代表的な精神症状です。
大概、恐怖や脅威を感じるようなものが多く、攻撃的になったり、怒り始めたりします。
レム睡眠行動障害は夢を見ているレム睡眠の時にその夢を行動化してしまう症状です。夢の行動化によって危険行動につながることがあり、周囲の人への影響も大きいものです。
通常人は寝ているとき筋弛緩しているため行動化することはないのですが、筋強剛の影響で筋弛緩が抑制され、睡眠中でも動ける状態になってしまいます。
レビー小体型認知症の看護はまず安全面の確保です。
具体的には転倒転落リスクや状況把握困難などが挙げられ、患者が症状によって危険行動につながることを防止するケアや関わりが必要になります。
また、レビー小体型認知症は日中の強烈な眠気が生じるため、休息の時間も取り入れつつ、生活活動も取り入れられるよう援助することが求められます。
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以下よりレビー小体型認知症の関連図↓
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