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【関連図】気管支喘息

男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図は気管支喘息です。

解説

気管支喘息とは、様々な要因によって可逆的な気管支収縮が生じる小児に多い疾患です。

要因は様々あり、遺伝的要因や環境要因(アレルゲンの曝露)、ウイルス感染や煙などが挙げられます。
また、喘息を増悪させる誘因というものも存在し、環境・職業アレルゲンの曝露、運動、感情、アスピリン、感染症などが挙げられます。

病態としては要因による慢性的な気道炎症が気道収縮や浮腫などを引き起こし、気道構造の変化(リモデリング)、引き続いて気道狭窄を生じさせ、呼吸系障害を起こします。
そのため、症状は呼吸器系症状が多く、呼吸苦、呼吸困難、動作困難など低酸素症状が引き起こされます。また、換気障害の代償機構として、過換気状態となることもあり、頻呼吸や呼吸性アルカローシスを生じることもあります。
これらの症状の強さによって重症度があり、小発作、中発作、大発作に分類されています。

看護としては、主に退院後の生活について指導することが挙げられます。看護学生が受け持つ場合は、急性発作を起こした後の安定状態にある患者が多いと思います。その対象者には、退院後の生活に関する留意点や薬物療法の維持についてを指導していくことが主に挙げられます。
また、入院中に発作が起こらないよう、治療の確実な継続のため内服の見守りをしたり、環境整備を行ったりすることが必要になります。

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以下より気管支喘息の関連図↓

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