谷戸亮太さんワークショップ感想〜言語を超えてゆけ〜


2024年9月21日に開催された、最強で最高の私の推し俳優様、谷戸亮太さんのワークショップに行ってきました。


感想を一言で言うと、タイトル通りです。言語にとりつかれた私たちに、身体の可能性を気づかせてくれる。そんな場所でした。

日々漫然と身体を動かしていないか?言語にとらわれて視野が狭くなっていないか?そんなことを考えさせられます。

呼吸、身体の動かし方、イメージの方法…ワークショップではそういったものを学びます。
ゆっくりと身体を動かす、筋肉を意識する、呼吸による肺の膨らみを捉える…学んだことを実践して、実際に何か感じるものがあるかは人によります。私も、自分の変化を感じられたもの感じられなかったもの両方です。
変化と言ってもそんな大袈裟なものではありません。自分の身体の歪み、呼吸の癖を自覚する。それだけでも十分。ただ、ワークを通して身体の感覚が鋭くなっていきます。ただ腕を上げるという動作一つに対する向き合い方が変わります。
そして、この感覚は言語化が難しい。身体が変わる感じは実際に体験しないとわからないと思います。
ただ何とか言語化しようとすると、マッサージを受けた後に身体がほぐれた〜っていうあの感覚が近いかも。谷戸さんの言葉通りに身体を動かすと、正しい姿勢に近づくというか、自分の重心を意識できるというか…。
もちろん実際に体験してこそわかるものだと思いますが、なんかスピリチュアルな変化ではなく、身体を正しく動かした結果の変化だと思ってもらえれば幸いです。

はじめに書いたように、「言語」や「解釈」に囚われていないか?というのもワークショップで解いていくものの一つ。
「言語」は何かを伝える上では大切だけど(だからこそ私もこのnoteで言語化を試みている)、思考を縛るものでもあります。この、「言語に縛られた私」を自覚することがまずスタート。
そして身体を動かしていくことで、その無限の可能性に気がつきます。言語学的には諸説あるかもしれませんが、事象の次に言語がある。そう考えるとしっくりきます。言語で言い表せない身体の動きや可能性の自覚。それがこのワークショップで私が得たものです。

ワークショップでは、他の参加者の方の感じたことを聞くこともメインの活動の一つです。言語を超えた身体性を獲得しつつ、その変化についてまさに言葉を用いて説明します。他人の説明を聞くことで、また自分の感覚を言葉にすることで、また新たな気づきが生まれます。

ここで肝心なのは、言語先行ではなく身体性先行なこと。伝えることに言語は必要不可欠なものの一つですが、それが何よりも優先されるわけではない。私たちを形作るものは言語ではないってことだと私は思いました。

谷戸さんのワークショップで学んだことを自分なりに表してみましたが、やはりなかなか難しい…。やっぱりこれは実際に体験するのが一番だと思います。

最後に私がこのワークショップに参加する前に知りたかったことについて書いておきます。これが、参加を迷っている貴方の背中を押すものになりますように。

Q、俳優じゃないけど大丈夫?
A、私は演技経験ありません!!!私と共に参加した友人も同様。ただ、観劇がもっと面白くなるための助けになったと私は思っています。
もちろん、俳優様方にも役に立つワークだと思います。私は俳優ではないからここに関しては断言はできませんが。

Q、演技とかさせられるの?
A、私が参加した過去4回ではしていません。また、谷戸さんは「しない」という意思を尊重してくださいます。今後のワークショップでは演技するようなものもあるかもしれません。でも、苦手だから、恥ずかしいから…そんな思いを谷戸さんは無視しないです。

Q、「気づき」ってなんか胡散臭い…
A、わかる。この言葉の胡散臭さは否めない。この場合の「気づき」とは「発見」だと私は思っています。自分の身体ってこんなふうに動くんだっていう発見。

谷戸さんのワークショップは参加するたびに進化してます。私も今後もまた参加する予定だし、今回参加した友人もリピーター。何度でもいきたい面白い会だって思ってもらえれば嬉しいです!

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