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所持金900円で貧乏旅行した高卒ニート

 

てかタイトルが惹かれない。

「非日常は日常の最高のスパイス」


旅費くらい残ってたんですけどね。
2万円ほど。

給料日から約半月。
旅行前日の財布には100円玉9枚、全財産。

あれ?


ども、高卒ニートのグルーです。

今回は「所持金900円でも、貧乏旅行をするべき」
お話をさせてください。


 【貧乏旅行】


全財産かつ所持金900円とICOCAを握りしめて向かった先は、京都府南丹市のグランピング施設。

給料日から半月間、旅費だけは残しておこうと誓ったのに…。
 
数日でパチ屋の養分となってしまった。

交通費もカツカツで、ICOCAの残高もこの旅行と同時に尽きる。

バイト先まで往復3時間のウォーキング生活が開幕。


お札0枚



駅の停留所で送迎バスを待つ。




京都駅嵯峨野線「園部駅」の停留所



無料送迎バスで約40分、、、


京都るり渓温泉のグランピング施設に到着。


テント群


 時刻は13時半。チェックインまで30分ほど待機。

温泉の無料チケットを頂いたので、
一汗流しに行くことに…。


 フロント前に絵本、哲学的



写真を撮るの忘れた。るり渓温泉。

 プールや露天風呂、サウナ完備?
2日間入浴し放題だから金欠には優しい♨️


 温泉のフロントでロッカーキーを渡されたのだが…



そしてこの読み取り機。




もしやと思い、バーコードをかざすと…

ドリンク出現。


「は?飲み放題?」


束の間の休息後、ロッカーキーを返却すると…


フロント「150円でーす。」


「……………。」


世間はそんなに甘くなかった。
残り750円。



値段記載してるし…私って馬鹿ね。



言い忘れてた。
こちらの温泉、混浴プールが存在する。

どうりでカップルが多いわけだ。 



うん、ころす。
 



 四肢もがれた銅像初めて見た




 ダイソーのラインナップ?。まだ9月上旬やぞ



フロントでチェックインを済ますと見えてくる。



THEテントって感じ



小一時間ほど貸し出し可のボードゲームで遊び、
気づけば夕食の時間。

BBQ的なやーつ。

ステーキ肉やソーセージが一人前ずつ。パンも。
「おそらく地産地消」の野菜が食べ放題だった。

テント前に設置してある炭火焼き器と
フライパンを使って、各々調理する。

コンロ、まな板、包丁、アルミホイル等も存在。

調理器具が多々用意されていたが、
いいとこオムライスの自炊しかしたことがないので
足手まとい、必至。

トマトを直食いしたり、アルミ巻きしたサツマイモで焼き芋を作ったりで食い凌ぐ。


焼き加減が甘かったのか、途中吐き気に見舞われ、テントの中で休むことに。

旅費も払えない俺を誘ってくれた親友には、
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。


ーーーーーーーーーー


目を覚ました頃、食事は済み、キャンプファイアーの準備が取り組まれていた。

せめてもの償いで調理器具の後片付けをワイが担当。
 罪逃。

ちっぽけな同窓会が始まる。



 薪だけ別売り、1500円もする。


他愛もない雑談に、花を咲かせた。


宿泊者無料のイルミネーションがあったので
行ってみることに。



山奥の秘境にイルミって違和感



ポケモンみたい


 真冬のクリスマス、カップルが光素の集合体に
惹かれる理由が分かった。

性欲が刺激される、これ。

性欲が昂りやすい暗闇と、ロマンティックな雰囲気がベストマッチして相乗効果を生み出してる。

これはもう…ヤっちゃう!


セカオワの世界線、木の下で彼女とレロレロしたい。



 iPhoneってスゲーな



食事も、イルミも、星空も堪能した。
さぁ、寝ようか。



就寝前、テント内


ーーーーーーーーーーー


 …おはようございます。

全国的に猛暑の9月上旬でも、山間は気温は20°以下。
半袖半ズボンさみー。

時刻は6時。炭を燃やす音に誘われて、散歩がてら、フロント前に足を運びました。



チリチリ……


アイコンにしたくなるくらい、芸術的なオブジェ。


 パチパチ…チリチリ…


時刻7時。朝食配給開始。

 ぜいたくは敵だ!


テリトリーに帰還


【ラインナップ】


パン半切れ
生卵
ベーコン
クラムチャウダー入りの水筒
菓子パン2種類(選択制)

 育ち盛りの若者にしては少ない量か?

たまにはいいでしょ。量より質を求めても。


 卵とベーコン。カルシファーに殻をプレゼント。



サイズ感違和感




5秒で火が通った



その後はテリトリーでまったり雑談。

楽しい時間は、あっと言う間に過ぎる。

身支度を整え、名残惜しくも、チェックアウト。


え、写真の使い回し?



【貧乏旅行を通して】


借金30万、高卒ギャンブル依存症でも。
いや、だからこそ旅行はするべきだ。

ギャンブルに限らず、SNS中毒の全人類、
スマホ断ちもかねて、
非日常を日常に組み込んでいくべきだ。 


贅沢はできなかった、当然。

家族や友人への手土産1つも買えない。
道中、コンビニで間食の1つも買えない。

食事付のプランで本当に助かった。



この2日間、ギャンブルから距離を置くことができて良かった。

 ジャネーの法則というものがある。
曰く、20歳で主観的な人生の時間の半分を終えてることになるらしい。

「いや無理無理。」

あと半分?人生100年時代なのに、実質的には折り返し地点到達かよ。

って悲観しがち。  

打ち破るには

 非日常の享受を連続的に行う必要がある。

いつもと違う行動を選択。
それは日常に潜んでいる。



通学中、いつもと違うルートを歩く。

 朝食をパンから白米に変えてみる。

SNSサイトを1日閲覧しない。



「目新しさ」を脳に供給してやると、活性化する。

たとえ還暦を越えようと、その風貌はどこか、若々しさを人々に感じさせる。

そんな効果が期待できると、今回の旅行を通して、
気付いたのであった。

ソースなんてないよ。

全部主観だから。イキり乙。


哀愁漂う廃れた背中

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