80歳のセンパイと暮らす。(6)
年末年始になると、最近いつも想うのが、センパイとあと何回、新年が迎えられるのだろうかということ。
生まれてから、センパイのいない年末年始を過ごしたことがないので、いないことに想像がつかない。イマイチいつも人気のない、最終的にいつも私がちらし寿司の具にする煮物とか、いつまで食べられるのだろうか。
この歳になったら、いつでもいいのよ。
センパイの口ぐせだ。
だから健康を気づかって、何かをガマンしたり、もうしないのだ。
カッコいいけど、何とも言えない寂しさもある。
まだまだ元気でいてね、センパイ。
重箱にデカすぎる里芋がぎっしり詰まった煮物、今年はいっぱい食べるよ。
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