それにしても、自国のタンカーがかく海を汚染する危険性があるのに、韓国政府は、今の今まで放置し続けたのだろうか。
専門家の意見として、鹿児島大学水産学部の宇野誠一教授(55)が話していたのだが、「シクロヘキサンは油のように水に溶けにくく、揮発性が高いため漏れても多くが蒸発する。それゆえに、海への影響はほとんどないだろう」と語っているそうなのだが…。
しかし一方で、国立環境研究所(茨城県)は高濃度を吸引すると健康への影響があるとしていて、「近づかないようにしてほしい」と呼びかけているそうだ。当然近くの漁業関係の方々は、その影響を心配するだろう。いわば、漁場が荒らされたわけだし、漁はちゃんとできているのかという懸念もある。
いまだに漁ができないとなれば、その間の生活費は、誰かが負担すべきであろうに…。こんな不本意な事故に遭遇して、日本政府も外国のことよりこうした被害者に寄り添うべきだろう。
自国のタンカーが事故を起こしたというのに、ここまで沈黙を守り責任を取ろうとしない韓国政府。