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2023年5月 しばしの静養

5月中旬、午後9時の夕焼け空です。
最近心身不調で、お医者様からしばらく静養を、と2週間の病欠届けを頂きました。

私は以前ドイツ南西部にあるフライブルクと言う町に住んでいました。その時からの長年の友達の実家にお世話になっています。いってみれはバイエルン州からバーデン=ヴュルテンブルク州へ里帰り。

今年88歳になるお母さんが、、私がよく食べてよく寝られるように心配りしてくださり、同時に、持ってきた仕事や好きな時に本を読んだり森に散歩に行ったり出来るよう最大限の自由を与えてくださいます。
 
質素倹約 水を大切に 食べ物を粗末にしない 季節ごとの庭仕事。
今年は長く雨が続き、ようやく20度に届く気温になりました。かぼちゃ、トマト、茄子の苗を植えました。リンゴ、桃、ぶどう、キイチゴ、カシスにはもうそれぞれに小さな実がなっています。 

「自然の恵みに感謝よ!」

ライン川沿いを散歩しようとに出かけてみると、道路が冠水して通れませんでした。普段は全然無いところに突然まるで昔からあった川のように水がごうごうと流れています。

周りの木々はたっぷり降った雨を糧に生い茂り緑の濃さを増し、梢でたくさんの鳥が鳴いている様は、まるでジャングルの中に迷い込んだみたい。 

 戦争の前、戦時中、戦後 女学校時代のお話。
専業主婦として3人の子供を育てながら一時期は7人家族をお世話なさっていました。
 
日曜日の教会、毎日の祈り、時々ピアノ ご近所さんとの助け合い。
お母さんが日曜に礼拝に行っている教会を案内していただきました。

St. Bernhard
カタリーナ礼拝室

ここは教会内部で一番古い場所カタリーナ礼拝室。13世紀の壁画が残っています。

 私を快く受け入れて下さって、自分の普段の日課を保ちながら、一緒にできることは一緒にやり、私に頼みたいことは遠慮なく頼んでくださいます。日本の事、私が作る料理、にたくさん質問をしていただいて、子育ての悩み、今私を不安にしている問題には、良し悪しの判断することなく真摯に耳を傾けてくださいます。「私、わざわざ翌朝早く起きてするより、前の夜に遅くてもやっちゃうのが好きなの。」と笑いながらキッチンで片付けをした後、夜10時を回った頃に、ちょっとだけ甘いもの食べる?なんてチョコレートを持ってきてくれたり。

何よりも、彼女のたんたんと日々を過ごす姿を見ながら、私も回復しつつあります。