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異次元並行世界「HAKODATE」

※「なんで同じ街で暮らしてるのにこうも捉え方が違っているのか」って話です。


「暮らしづらい街、函館」

ドーモ、ハコダテ民です
突然ですけど「皆さんの暮らす街の課題を考えましょう」みたいなの、あるじゃないですか。

で、鉄板の回答例に↓みたいのがよく出てくるじゃないですか。

  • 遊ぶ場所がない

  • バスや市電の本数がない

  • ショッピングモールがない

「だから暮らしづらい、だからみんな出ていく」っていう。他にも定番のやつたくさんあるんだけど。僕が引っかかってるやつを恣意的に選ばせていただきました。

この辺りの意見については本当に「なんでそんなことが言えるのか理解できない」くらいの感覚まで覚えるものがあって、今日は僕なりの反論を吐き出したい。

遊ぶ場所がない街、函館

 遊ぶ場所、特に不自由しないと思ってるから「遊ぶ場所がない」っていうのに共感できないんですよ。
いつも思うんですけど「遊ぶ場所がない」って言ってる人、何で遊びたいんです?

ゲーセンやカラオケなら快活クラブやラウワン(無料の送迎バス付)があるし、亀田交流センターは無料で座って雑誌や本読める。併設のカフェも超お手頃価格。
アウトドアならキャンプ場たくさんあるし、サーフィンや水上スキーやパラセーリングのようなマリンスポーツ楽しんでる人も見かける、冬はスキーやスノボもできる環境がある(むしろこれは東京や札幌のほうが恵まれてないのでは)
映画館も規模は大きくないけどちゃんとあるし。行ききれないくらいのカフェもある。

遊ぶということを考えたときに、とりあえずでこれだけ思いつくし、当然遊ぶ手段はこれだけじゃないし、これらの何一つ遊べるものがない人がいるってことですか?
失礼かもしれないですけど、遊ぶってことに対して真剣に取り組んでますか?遊ぶ場所、探してますか?自分に必要な遊び場が何かを、ご自身の内面と向き合って考えていますか?

「金も車もない学生が遊ぶ場所がないんだよ」ってことかもしれないけど、生まれてから大学まで札幌で過ごした僕は知っている。
金も車もない学生は札幌に住んでても結局遊べないです。飲みにも行けないし遠出もできないんだから。
何も買わないくせに狸小路を端から端まで何往復もするだけでしたよ。たまに快速に乗って小樽まで行って、メルヘン交差点を歩いて何も買わずに帰って旅行した気になってたんだ僕は。

バスや市電の本数が少ない街、函館

バスに限って言えば札幌のほうが街が大きいから確かに路線は多いんだけど、特定の路線ごとに見ていくと結局1時間に1~3本なんだよなあ。
函館は90分に1本とかがざらっぽいので確かに少ないんだけど、市電も少ない時間帯でも15~20分に1本はあるから、バスの代替手段に含んで考えれば公共交通機関としては極端に少ないわけじゃないと思うんですよね。
「うちの近所にバス(路面電車)が来ない」のは、それはどんな町に住んでても停留所から家が遠い人はたくさんいますから・・・。

ショッピングモールがない街、函館

ショッピングモールってイオンモールをイメージして言ってらっしゃると思うんですが、上磯のイオンじゃダメなんですか?
札幌のイオンモール清田のフロアガイドと上ダイのフロアガイド並べてみたけど、入ってるもんは大体似たり寄ったりですよ。
同一のチェーンも複数入ってたりする。

イオンモールで満たされるものは、上ダイが満たしてくれる。


違う次元の別の「函館」を見ている、という説

ここまで書いた自分のような人間がいる一方で、「函館は何もない」と話す人もまた一定数いるのが本当に不思議に感じている。
同じ函館でも違う函館を見ているのか。僕のいる世界の函館にはこれらのものがそろっているが、彼らは実は並行世界の函館に暮らす別次元の人々で、その函館ではラウワンがとうの昔に撤退し、亀福は交流センターに建て替えられずに更地になったまま、市電は駅と市役所の間しか走っておらず、上磯イオンはとっくに廃業しているのかもしれない。
それなら確かに彼らの言い分もわかりようがあるのだが、悲しいかな僕の暮らす次元でも函館の人口は減っているので、どうやら未来はそこに収束するらしい。

異次元に暮らすもう一人の君へ

ノエインっぽくなってしまったが、ここまで僕が一方的に「色々あるでしょっ」と書き連ねたことに対して「そもそもそういうことじゃないんじゃよ」という視点があればぜひお聞かせ願えないでしょうか。
多分、その視点の中に僕が今「別次元の住人」とした人たちの考え方を理解するきっかけがあるような気がするし、そうやって次元を束ねていけば、やがて訪れるであろう未来の輪郭もはっきりしていく気がするのです。

マジ、函館住んでて楽しいんですよ僕は。

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