地方という井戸の底で
※「世のため人のため」とか聞こえのいいこと言って自分のために他人を利用するようなやつがほんとムリ、って話です※
こんにちは、北海道民です。
地方でSNSやってると「まちおこしめいたナニカ」が嫌でも目に入る。
「地元を盛り上げたい!」
「街の未来のために!」
「オモシロイことを!」
それ自体は頭っから否定されることでなく、地方における問題について考えて行動を起こしたその姿は素晴らしい。
僕自身、「プラモ好きな人が函館に興味を持ってくれたらいいな〜」と思って「函館✕プラモ」をテーマにしたトンチキなyoutubuなんぞやっているので、同じ穴のムジナかもわからんのです。
ただ、こういう不定期に現れては消えていったり今も頑張っていらっしゃる「まちおこし活動家さん」達の活動を見聞きしていると、時折どうしてもガンダムUCep4に登場したダイナーの老主人のセリフが頭を過ることがある。
自分の言葉で言い直すと、「世のため人のためみたいにいってっけど、結局はご自身の実績や事業を育てるために無垢な田舎の人間をそうした言葉で扇動・動員してません…?」といったところで。
めちゃくちゃ卑屈に聞こえると思いますが、もちろんこの手の活動をしてる全ての人が胡散臭い訳はないです。
ただ、「傍から見てるとそんなふうに勘繰りたくもなるケース」をいくつか見ることもあった程度のことで。
(この記事で特定の誰かや団体を糾弾したいという意図はまったくないです。念のため)
これは私のエゴですが、そういうケースの中で、自分の「好き」や「楽しい」よりも利得みたいなものが勝っていそうな人だな、と感じた途端、ちょっと引いちゃうんだよな、と。
誰かの「好き」や「楽しい」や「大切なもの」といった気持ちを利用して、ちょっと有名になってやろう、みたいな。
シャアも、最初の頃は家族や自分の人生をめちゃくちゃにしたザビ家への私怨で動いていたことを否定しなかったじゃないですか。(ガルマに「君の父上が悪いのだよ」ってはっきり言うし)
これがララァと出会ってゼータを経て、逆シャアに至るに連れてどんどん「大義名分」を掲げて行動するようになっていった結果、ついにアムロからは「情けない奴!」と言い放たれるわけで。
腹の中はララァだったりニュータイプであったりのことでアムロとの間にあるコンプレックスにケリをつけたいという私怨が逆シャアでの本音だったように思うので。
あ、なんでもガンダムに例えてしまってすまんの。
なんにせよ、みんなの住んでる街が、誰かの承認欲求や利得の食い物にされることなく、素敵な街で有り続けますように。
でも、慈善事業じゃない以上は街のための活動を続けるのに必要な資金が回るだけの利益のことは考えなくちゃいけないから。
町おこしで利益追求するのはだめってことでもなく、その辺まで誤解のないよう話すにはこの記事では足りないと思うわ。
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