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UWC受験・派遣生選考

 今年も、UWC派遣生の選考の時期が近づいてきました。私も2年前の受験を思い出します。

 今回は、私のUWCの受験について書いていきます。私も含めて、UWC派遣生は、UWC日本協会との契約で秘密保持の義務があるので、試験問題の内容などの詳細までは書けませんが、できる限りUWC奨学生の選考についてお伝えしていこうと思います

※私は自分が正しい勉強法をしていた自信は全くないので、こんな変わったUWC生もいるのか程度に読んでいただければ幸いです。また、最新の試験内容はここで書いたことと異なる場合があることをご了承ください。

一次試験

国語


 国語は苦手な教科だったのですが、対策法がわからず、結局、ほとんどなにもしませんでした。現代文の問題集を数問解いたくらいです。試験本番では、国語の問題はそこまで難しくなく、読んでいて楽しい文章だったため、焦らずに冷静に設問を解くことができました。試験に使われた文章が、なんの本から引用してきたのか忘れてしまいましたが、もう一度出会ったら、感謝しながらじっくり読みたいなと思っています。国語の設問は、国語力を使って解いたというよりも、高校受験時代の能力を引っ張り出して解いたような感覚でした。最終的に、国語の試験全体を通して確実に落としたと感じたのは、1問のみでした。簡単な設問だったんだけどなあ...(勉強してなかったツケですね)

数学


 数学の対策には、4stepと、Focus Goldを使いました。数学の試験は難しめという話を聞いていたので、複雑な設問も解けるよう復習を繰り返しました。本番の試験では、勉強したところがでたので、落ち着いて解くことができ、まずまずの出来だった気がします。全体的に数学の設問は、何とか解けましたが、合ってるかどうか不安な問題が数問あるといった感じでした。

総括


 国語はそこまで難しくなかったので普段からの慣れで解くことができ、数学は復習をそれなりの量をこなしたことでスムーズに解くことができたんじゃないかと思います。それでも、一次試験の合格通知が届くまでは結構不安でした。(周りの受験生も優秀そうだったので)

余談①

 ここまで読んでいても分かるように、私は一次試験の対策をガチでやっていたわけではありませんでした。(決してサボってたわけでもありませんが) これはこの時の私にとって、UWCは夢物語であり、その時に通っていた高校もそれなりに楽しかったので、高校受験の時ほど、UWC受験に集中できなかったからだと思います。UWC選考の倍率は高いし、受験したとしても受かるのはかなり難しいだろうと考えていたふしがありました。多分、私のモチベーションは、UWCを受ける大多数とは違った思いますが、このモチベーションのおかげで試験本番に緊張することはなかったんだと思います。


二次試験

グループディスカッション


 ほぼなにも対策していませんでした。普段からニュースを読む習慣があったので、どんな話題がきてもある程度議論できるだろうという思っていました。結局グループディスカッションは、議論中にほかの人の意見を聞きながら、主張を組み立て続けました。ほかの人の意見をどのように拡張できるかを考えながら、議論していたので結構忙しかったですね。ちなみに、私が使ってるグループディスカッションのコツは、常に頭を回し続けて意見を生み出すことと、異なる視点を議論に持ち込むことです。グループディスカッション自体は、それなりに楽しめました。あと、持っていた知識を使って、議論の視点を増やせるように頑張ったつもりです。全体的には悪くない感じだったとも思っています。

(国語といい、グループディスカッションといい、ほぼ対策せず本当にこいつ受かる気あったのかって思われるかもしれません...)

日本語面接


 自分がエントリーシートに書いた内容でしっかり受け答えができるように、自分なりに練習を重ねました。また、事前に想定Q&Aを作って、それを基にロジックを組みました。本番は、とにかく落ち着いて、楽しい面接になるように笑顔で思っていることを話し続けました。といっても緊張して練習してなかったこともペラペラしゃべっていた覚えがあります。その方が自然体でよかったのかもしれません。ちなみに、とある私の同期は、エントリーシートに書いてあった内容に関して、専門的な質問をされたらしいです。私には高度な質問がこなくて良かったなと思っています。

英語面接


 英語面接の対策は、自分の高校のALTに練習を頼んで、英語の面接に慣れることを重視しました。英語の面接は、英検受けた時以来ほとんどやってこなかったので不安でしたが、なんとかするという気持ちでいました。本番は、何を話したかはあんまり覚えていませんが、自分がUWCで何をしたいかを拙い英語で必死に伝えました。やっぱり “Passion”は大事だなって思いましたね。

 日本語面接も英語面接も、事前に話す内容を考えておいたのですが、本番でしゃべった内容の半分以上は準備してなかった内容でした。面接を行う上で一番意識していたのは、自分の得意なフィールドに話を持っていくことです。私の場合は国際紛争に関してはそれなりの自信があったので、そういう話ができるようにしたいな~ということを考えてました。

余談②


 中学生のころから模擬国連で国際紛争を扱ってきた経験から、想定Q&Aにウクライナ問題が含まれていたのですが、二次面接の日程(2022年2月14日)は、ウクライナ侵攻の10日前で、ロシアが侵攻を開始するか否かで話す内容が変わってくるので、常にウクライナ情勢を追ってました。

受験を振り返って


 今になって受験を振り返っても、やっぱり自分がなんで受かったのかよくわかりません。マジでわからないものなんです。
 この記事を通して、少しでもUWC受験の雰囲気を感じて、みなさんの受験の参考になれば幸いです。もし聞きたいことがあれば、コメントいただければ、答えられる範囲で応えさせていただきます。

UWC選考会頑張ってください。来年、新しい派遣生にお会いできることを楽しみにしています!!


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