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「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」第7話 感想

まずはこの記事を開いていただいたことに感謝を。

※以下一個人の主観による感想です
※先行上映未試聴
※NoMake未試聴
※多量のネタバレを含みます
※アイドルは全て敬称略なので注意
※間違いがある可能性があります(指摘いただけると助かります)
※約1850文字程度

アンティーカ感謝祭回、シナリオはだいぶ前に読了。
咲耶父が故人なのは最近知りました第三芸能課かシアターでプロデューサーやってそうな父の声。


7話感想

すれ違いと気遣いは独りよがり

物理的なすれ違いを中心とした前半パート。
顔を突き合わせて本音を語るのは後半までなく、すれ違いの些細な時間の方が本当の気持ちが出ています。
気持ちを伝えるのに必要なのは時間じゃなくて密度。
だけど一瞬のやりとりで本音も気持ちも通じ合うのは難しい。
顔を突き合わせても本音をなかなか言えないのが人間というものだし、気遣い上手で大人なアンティーカだからこそ陥りやすい状況とも思えます。

咲耶は自分の気持ちが言えずに気遣いが空回り。
三峰は怒ると結構詰め方がキツイ。
どちらも相手の話を聞かずに自分の話を進めていく流れなのは余裕が無い感じが強く出ていて面白い。

摩美々は余裕が無くなると割と素直。
霧子は1期で曇った分の成長があり、ちゃんとブレずに信じている。
恋鐘も1期で涙を流した分、彼女がリーダーである意味を描いている。
恋鐘が支柱になっているから普段冷静なメンバーが崩れても壊れないし、
霧子が論点と落としどころを作っているのがアンティーカの強度を感じさせています。

アニマス23.24話

ミリアニの事を書いた後であまり他アニマスの名前を書くと比較になるので出さないようにしていたのですが、今回は比較的状況や展開が近いのでやっぱり意識の中に出てきます。

最悪の事態(奈落落ち)にならなかった世界線、といった所。
摩美々の小さな傷も恋鐘が言うように報告すればすぐに飛んでいくのがアンティーカでありアイマス。
アニマスは解決にご都合感があるけれど、過程の自分たちの変化を知る部分はリアル。
シャニアニは過程の咲耶の寂しさを摩美々が聞いてしまう部分はご都合感があるけれど、解決の本音を語り合う所はリアル。
どちらも仲間の為に全力で解決しようとする姿勢は一貫しています。

新曲エンディングとタイトル

意味のない新曲ならいらない派ですが、今回はアルバムの新曲と今話を象徴する楽曲だったので必要だったと思います。
ただ曲が流れた瞬間何故か脳内に「エンダァァァァァァ」が流れるし、全員が咲耶に向って歩いていくシーンはなんか面白い。

タイトルはノートの筆跡からしても咲耶の字?
その話を象徴する子、恐らくキービジュアル組が書いていきそう。

気になった点

・BGM
フィルムスコアリングが悪いという訳ではないです。
私の趣味の問題ですが、環境音だけでも良かった気がします。

・制作陣はどこを目指しているの?
シャニアニ1期の空気感は映像記録風。
しかし今話は咲耶の回想が多くアニメっぽさが強い。
それ自体は悪くないのですが、1期の世間の評価を考えると「最初からこの感じでやれ」と言われても仕方がない気がします。

それこそ2期はストレイ・ノクチル回は原作回。
シナリオ面で省略改編された部分があるとはいえその分映像情報で補完された要素も多いです。
シャニマスはシナリオ面の評価が高いので、原作をそのままアニメ化してたまにアニオリ回で補完でも良かったのではないかアニオリ回はクソって言われそう

私は1期の空気感が好きなので、1期の感じでも作りようがあった。
それこそ上記の通りBGMを環境音のみの構成にするだけでも1期の臭いがしそう(それが受けるかは別として)。

・割を食うP
原作と違い全体的に影の薄いP。
基本的にアイドルの悩みはアイドルたちに解決させる傾向のシャニアニなので、おいしい所を恋鐘に譲った感。
結果的にPの調整ミスとメンタルケア不足みたいになってしまったようにも見えてしまいます。
一応咲耶の異変には気づいていたので、Pが何とかする世界線があったのかもしれないですが。

EDでは5人が揃って帰るシーンや収録があるので、アンティーカが揃えるように調整した可能性自体は高いです。
特に帰りはかなり頑張って調整したのではないでしょうか。

まとめ

指の動きや姿勢、シャニアニではやたら多い鏡越しの表情など、
細かい部分で表情を伝える良さは健在。
そこに原作シナリオの強さがあるのでアニメ化の長所が出た回。
その分シャニアニはどっちの方向で進めたいのかがよくわからなくもなりました。




最後までお読みいただきありがとうございました。


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