見出し画像

「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」第9話 感想

まずはこの記事を開いていただいたことに感謝を。

※以下一個人の主観による感想です
※先行上映未試聴
※NoMake未試聴
※多量のネタバレを含みます
※アイドルは全て敬称略なので注意
※間違いがある可能性があります(指摘いただけると助かります)
※約1700文字程度

今回は原作シナリオ未読。


9話感想

シャニアニっぽくない?

今までは視線や動きに台詞を持たせる作りだったのに対し、今回は割と台詞ベースで今何に悩んでいるかを明確に描写して進んでいた印象。
話のオチが愛依の悩みの落とし所かつ明確に描写しないので、話の全体のバランスを取っていた感じなんでしょうか?

でも明確な結論を描かないのはシャニアニっぽい。
起承転結の結を描いて次回以降に活かすのが他のアニメに対し、結を描かない(ぼやかす)ことで実在性だったり話の地続き感を出しているのがシャニアニ。
鏡に映ったアイドルを描写するシーンが多いですが、2つの顔を持つ愛依とは相性が良く、若干大げさな感じもしますが一旦の結論を出すシーンはちょっとミュージカル感があってあさひのパートとうっすらリンクさせているのでしょうか?

冬優子P

冬優子の方がプロデューサっぽい。
アイマスでは珍しく報連相ができているので余計に有能に見える。
難癖をつけるのであれば冬優子を便利に動かし過ぎな気もします。

良くも悪くもシャニアニではPが文字通りの裏方なので仕方がない。
シャニアニP(というか製作・脚本側?)はアイドルたちに問題を解決するように仕向けています。
舞台に立つのはアイドルたちであり、Pは舞台を用意する事しかできない。
最後はアイドルたちの実力と絆がモノを言う。
それは1期のW.I.N.G.編でも語られていたとはいえ、冬優子のセリフをPに与えても良かったのでは?
今回はあさひへのアドバイスが結論の糸口にはなっていたけれど、そういう意味ではシャニアニっぽくないとも言える。

ただ冬優子は無理をしている感もちゃんと出ています。
朝レッスンがあるのに遅い時間にわざわざ本を返しに来るのがそう。
冬優子含め個性の強いうえに爆弾を抱えたような面子が揃っているから多少の無理もやむなしなのか。

しかしこの事務所、常駐の事務員もいないし鍵はどうなっているんだ?
アイドル全員事務所の鍵を持っていてもおかしくないレベル。

妖怪ぶつかり盗撮男

原作だともう少しまともな人物らしいですが、アニメだと明確にヤバイ奴。
多分愛依を張っていた訳ではなく、誰かにぶつかって反応を見る迷惑系Youtuberみたいな感じなんでしょうか?

アイマスは基本やさしい世界なのでアイドルは普通に電車に乗るしプライベートで何処にでも遊びに行けますが、普通に考えれば愛依の素が晒されるのは時間の問題。
とはいえ冬優子が言うようにバレた所で一過性の影響でしょう。
クール&ミステリアスが気のいいギャルだとバレてもアイドルとして立ち行かなくなるとは思えないですし。
この話で重要なのは愛依の中での気持ちの整理なので、明確な結論を描く必要は無いし、表情や最後の円陣でちゃんと伝わります。

気になった点

・冬優子モードでタクシーに乗るのか?
1話も同じような事がありましたが、私の冬優子の印象だと、他人がいる状況なら絶対にふゆモードで過ごすと思うのですが。

・原作の空気感とアニメの時間軸のずれの違和感
原作だとサザエさん(どちらかと言えばコナン)時空なので、ここに到達するまでに作中時間が3か月程度だったとしてもユーザー側からすれば年単位が過ぎている可能性があります。
アニメだと作中時間で判断するしかないので、半年未満程度の中で彼女たちがこの境地に到達するのか?と違和感があります。

まとめ

初めての原作未読回。
いつもとは若干毛色が違う演出とストレイライト回らしい結論こそはぼやかしても湿り気のない展開は2章の胃もたれ感を治してくれるような回。
他のアイマスアニメや原作と比べてシャニアニは視聴スタンスとPの立ち位置がかなり異なるのでそこの違和感がちょっと出たり。
情報を台詞で出してくれる分、自分の中で結論が出し難かったです。
原作との比較をしないで観れた分シャニアニっぽさを感じられたのは良かったし、原作ユーザーはシャニアニに何を求めるかを考える良い視点になったかも。


最後までお読みいただきありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!