『通勤急行』
通勤急行、それは阪急神戸線で30年間走り続けていた種別だ。
しかしながら、2025/02/22ダイヤ改正により
快速に変更の上、上り線全ての列車が神戸三宮始発になり、塚口を通過するようになった。
いつも見ていたあの高速神戸の雰囲気や新開地の雰囲気が味わえなくなると思えば少し寂しい、夜も同じだ、
私は最期まで見届けようと思った為、ダイヤ改正前日の予備校の後ダッシュで各駅で写真を撮り大阪梅田駅へ向かった。
大阪梅田駅に着いたのは最終の通勤急行の25分程前だったが、その時には既に最終に乗ろうとしている人がちらほらと見受けられた。
しばらくすると、入線してきた。
車両は8001×8R編成(ダイヤ改正HM付)だった。 最期に相応しい車両であった。
そして、21時18分、最期の通勤急行が大阪梅田駅を出発した、予想よりも人は少なかったが、『ありがとう』などと声をかける人もいた。
夜の淀川を渡り十三駅に着く、十三駅の駅の先端ではバルブする撮り鉄が10人ほど見受けられた。(被って取れなかったぽい？)十三で降りる人もチラホラ、列車は猪名川を渡り兵庫県に入る、塚口駅に到着、ここも撮り鉄が10人ほどいた。そして武庫之荘を停車し、西宮北口駅に到着、
特急との連絡があるためしばらく停車する
そのおかげか、一旦外に出て写真を撮る人もいた。また、平日夜の特急が無くなるとのことなので合わせて撮る人もいた。
電車は特急に道を譲り各駅に停車してゆく、
夙川、芦屋川と高級住宅街を駆け抜け、岡本、御影、六甲と停車してゆく、夙川先は撮り鉄が見受けられなかった、(さすがに寒いか)
王子公園を発車しJRと、並走しながら、春日野道へ停車、生田川を通り過ぎ、終点の神戸三宮へ到着だ。
さよなら放送などは通勤種別だからか、なく、静かに最期を迎えた。
心で密かに、30年間ありがとうと伝えた。
通勤急行は神戸線では無くなるか宝塚線では復活するらしい、しばらくは、違和感しかないだろうが慣れていくだろう。