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【コナンカード】赤単の真髄【黒影の襲来】
こんにちは。お久しぶりです。
デッキリストはレベル降順にソートしろ高校のかざもんみです。
皆さんコナンカード楽しんでおられますでしょうか。
僕はむちゃくちゃ楽しんでいます。
今回は黒影の襲来環境の赤単デッキの紹介していきたいと思います。
もくじは以下になります。
1.現環境の概観
2.今回の構築の方向性
3.コスト別カード配分
4.採用カード解説
5.不採用カード解説
6.まとめ
最初は環境の概観から最後は単体解説まで、マクロ→ミクロという視点の流れで落とし込めていければ良いなと思います。
⒈ 環境の概観
環境初期なので個々の評価がバラバラであると踏まえたうえで、僕個人の考えを示します。
3弾環境も、白単デッキがダントツで強いと思います。
というのも、
・7変装キッドを使えることによる戦闘面でのイニシアチブ
・相手のレベル8を取れるレベル8帯の豊富さ
・4トッによる証拠数勝負での競り合いの強さ
は他のアーキタイプでは両立不可能です。他アーキタイプでも一部真似できることはありますが、再現性を以ってすべてを持ち合わせているのは白単以外にありません。
他の色は白の下にドングリの背比べ、といった感じです。細かい優劣は付けられていませんが、個人的には黄と赤は上位寄り/青と緑と黒は下位寄りの認識です。(これらの理由は今回の記事では示しません。)
⒉ 今回の構築の方向性
では白単が最も強いと主張するなかで、赤単を使う動機はどこにあるのでしょうか?
①景品を狙いたい。探偵マスターズでは各色でブロック1位を獲得した人に限定カードが与えられるので、赤を極めてプロモ赤井を狙う。
②メタゲームで警戒されていない。他の対面と違う立ち回りを要求できるので、相手のミスを誘発しやすい。
③プレイングしやすい。白単は苦手だけど、赤単は使いこなせる。
④キャラクターにこだわりがある。赤デッキのキャラクターが好きなので使いたい。
⑤その他、マイナーデッキを使って勝ちたいとか、赤デッキの挙動が楽しいと感じるなど個人の趣味嗜好に起因するもの。
いずれも十分な動機だと思います。
今回は赤を使うなら自分はこうアプローチしたい、というのを解説していきます。
赤デッキの特色は証拠獲得に割り振れる手数の多さ=継続的な打点の組みやすさ、これに尽きます。勝負所で証拠数の駆け引きに持ち込んで押し切るのをメインの勝ち筋としています。
白がスタンによる現場の遅延とトッによる瞬間火力を伸ばすのが得意なのに対して、赤は数ターンに渡って継続的な攻めのターンを作ることが得意です。
基本的に相手の事件を狙ってアクションするのは相手に上踏みされるだけで手数の不利を生み、それが蓄積すると敗因になってしまいます。しかしディスアドバンテージの蓄積を数ターン以内に抑えられるよう打点を作り切れば問題無しだといえます。したがって、攻勢に転じたら、相手がアドバンテージの蓄積で主導権を取り返すまでにゲームを決着させるのが目標になります。
したがって、赤単の構築は自然と打点を組めるカードを重視した構成となります。
一方で単純な盤面の取り合いが長引くと不利を取ることが多いです。これは相手のキャラを除去しながら縦置きできるカードが少ないからです。8沖矢や8赤井(3弾)が最たる例です。
ですので、序盤はキャラ推理や事件アクションで積極的に証拠を溜めるのではなく、盤面の取り合いで出遅れないよう盤面を構築し、中盤から終盤にかけて除去で盤面を取ってから打点要員に割り当てるのが良いかと思われます。
したがって、デッキの方針としては以下になります。
①序盤:キャラを出しつつ、中盤以降で戦える手札を整える。
②中盤:Fileを維持しつつ、手数面で負債を背負わないよう立ち回る。
③終盤:1〜3ターンかけて打点を押し付け、勝ち切る。ただし、相手が先にFileを割ってきた場合は自分が負けないラインまで証拠を奪い返せるかどうかのゲームになる。
今回は終盤の打点を組むためのキーカードとして、新弾の7沖矢をピックアップしました。
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7沖矢は1回の行動権で2回の事件突撃ができるカードで、リーサルを組むときに強力な運用ができます。
特にFile8スタートで8赤井(SD)or8赤井(3弾)or7赤井→7沖矢と展開することで相手のガード要員を0〜1枚除去しながら2〜3回の事件アクションが可能になります。
7沖矢と組み合わせたときの除去と打点数
8赤井(SD) 除去:1 打点:2
8赤井(3弾) 除去:1 打点:3
7赤井(迅速) 除去:0 打点:3
この組み合わせを高く評価して、決定機にFile8スタートできるよう中盤ではFile6残し進行を目指す方針となりました。
⒊ コスト別カード配分
まずは自分の作成したデッキリストをご覧ください。
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File6残し進行をするにあたって、レベル7〜8のカードを14〜16枚程度採用したいと考えました。
これは上述の8赤井(SD)8赤井(3弾)7赤井(迅速)7沖矢(3枚×4)に加えて、相手のレベル8を取れるレベル8である8沖矢を投入することで15枚と満足できました。
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これに加えて、
・序盤にコストを外さないためのレベル2カットイン×7
・中盤終盤に向けて手札を整えるレベル4ジョディ×3
・リーサル打点かつ立ち回りにも使える5突撃キャメル×3
・減らす理由がない謎めいた乗客×3
あたりは確定で枠を用意したいです。
これで31枚です。
残りの枠で「序盤の再現性向上」「リーサル打点の補助」「相手のFile先割りの対抗手段」という要請をクリアしたいです。
自分が行ったアプローチとしては、
・レベル2を7枚→8枚に増やして初動の再現性UP
・レベル4務武を2枚入れて序盤の枠を拡大。一見レベル4が過剰なように見えるが、先攻のレベル4は2ターン目だけでなく3ターン目にも繰り出したいカードなので気持ち多めが良いと思った。
・打点補助として6メアリー2枚、BANG1枚、赤井の射撃3枚。赤射は立ち回りの妥協択にも使える役割の幅広さを評価して3枚採用。また、リーサルを取りに行くときFile8スタートで8と7を埋めることを想定しているので、理想的にはレベル6は被りを避けて控えめに配分したいところだが、6メアリーは8沖矢との組み合わせで打点を組むサブルートが存在し、リーサル前のターンに切っても仕事をするのに対し、5BANGは謎めいた乗客で拾えないことやリーサル前のターンで切るのは弱いことがネックとなっており6メアリー>5BANGとした。
・相手のFile先割りの対抗手段として、打点を組めるカードや赤井の射撃が役に立つ。
という感じになります。
⒋ 採用カード解説
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8沖矢 3枚
File6進行のために最も頼りになるカードです。
特に現環境においてはスタンされても仕事することは評価でき、白対面が8キッド(3弾)や8キッド(SD)しか択がない場合に処理漏れさせたりApril使用を促したりできます。
8赤井(3弾) 3枚
相手の盤面を処理しながら証拠を溜められるカードで、単純に除去で粘るだけではなく勝ちに近づくカードとしてデッキの方針に合っています。
7沖矢と合わせるリーサルプランも強力です。3枚入れましょう。
8赤井(SD) 3枚
相手のレベル8を取れるレベル8。
めちゃくちゃ強い訳ではないですが、File6維持しながら8の投げ合いゲームをするために欲しいカードです。デッキとしては8の投げ合いで粘るのは最小限にしたいのですが、ネクストヒントで手札を巡らせているうちにリーサルパーツを集めることが狙えるので粘れる選択肢を無くしたくはないですね。
リーサルを組むときは、相手のアクティブ状態のレベル8を弾いたうえで7沖矢のタネになってくれるので(3弾赤井に及びませんが)強い組み合わせとなります。
3枚欲しいですが、どうしてもというなら1枚減らしてもいいと思います。
7沖矢 3枚
デッキの軸なので説明不要。
リーサル札としてだけではなく、6000突撃として立ち回りでも使えることが優秀です。
7赤井 3枚
迅速で推理もできるのが証拠絞りに強く、小回りが効く。
7沖矢と重なっても強いので文句なし3枚です。
6メアリー 2枚
打点要員。
他にレベル6で打点を組めるカードは6世良真純(SD)や6世良真純(プロモ)などがありますが、このカードが唯一8沖矢の事件突撃付与の恩恵を受けられます。また証拠絞りにも強いです。
先述の理由で2枚としましたが、最悪被ってもリーサル前のターンとリーサルターンで使い分けることもできなくはないだろうという主張です。
5BANG 1枚
打点要員。
色々とネックは多いですが、レベル5で打点になるカードは貴重です。
5キャメルを除くと、5沖矢(3弾)や5世良真純(2弾)くらい。これらのカードはリーサル以外の局面で機能的に動かすのは難しく、リーサル時の無駄がないこのカードが優先されて採用されました。
5キャメル 3枚
説明不要。
打点要員と立ち回り要員を兼任でき、レベル5で繰り出せるのは融通の効くポイント。他のカードにない強みがあり、代わりは効かないので最優先で3枚です。
5赤井の射撃 3枚
面破綻しない程度には相手の面を取って立ち回りたいので、相手のレベル8を除去する手段は十分用意しておきたいです。
このカードは相手のガード要員を剥がすことでリーサルの役に立つこともあります。さらには相手の先仕掛けに対してもクリティカルに返すことができます。
あらゆる行動の妥協択となる汎用性の高さを考慮して、上限の3枚採用です。
他に入れたいカードがあれば枚数を減らすことも検討しています。
4赤井務武 2枚
手札を伸ばして受け入れを増やすことにより、手札の管理がしやすくなるカードです。
また相手の証拠が足りなくて事件アクションが満足な回数行えない局面において、File4でこのカードを後出しすることで補填できるのは他のカードにない利点といえます。
このデッキは先攻3ターン目や後攻2ターン目に4を出してパートナー推理する動きが最も良い動きだと考えているので、一般的な構築より多く採って2枚です。
4ジョディ 3枚
見れる枚数が4枚と多くヒラメキもついており、レベル4のなかでは最も優先されるカードといえます。3枚入れましょう。
2カットイン 総勢8枚
腐っても1点稼げる。マリガン時レベル4を単キープしたいので、引き直しで初動成功する期待値のために8枚入れました。
またカットインがないとコンタクト失敗して負債を抱えるケースもチラホラ。
2×4の配分に作戦上の意図はないです。
1謎めいた乗客 3枚
説明不要。
タイムリミット内でリーサル札かき集めるデッキなので、再現性が上がるのはありがたいところです。
⒌ 不採用カード解説
・採用していたけれど抜けていったカード
6赤井(2弾)
ハンデス&現場リムーブ時に沖矢サーチと、一見このデッキに欲しい要素を持っているように見えます。
しかし、今の白デッキは6銀三が採用されているケースが増えておりリソースを攻めても無駄足になる可能性があります。また、白や青にはスタンや山下送りなど、現場リムーブ時能力を使わせてくれない除去手段が複数存在しています。
現環境で使用率の高い白デッキや青デッキに対して機能しないケースが十分ありえるのは問題だと考え、不採用となりました。
7ジョディ
8沖矢との組み合わせで盗一優作ごっこができます。
コンタクト不要で除去を振れるのは変装対策になっており大変心強いのですが、序盤の動きとリーサルに役立たないカードは極力排除しようとした結果、だんだんと枚数が減り最終的には0枚になりました。
8沖矢を毎試合出せるとも限らないのがネックでした。
6赤井(3弾)
手札からレベル4以下のキャラをスリープ状態で出せます。
このデッキのレベル4帯が過剰かと考えて採用しましたが、先攻3ターン目でFile5あるときにパートナーアシストして6赤井とするよりはレベル4を手出ししてパートナー推理としても大差はなく、手を狭めている割に再現性も出力もそこまでだと感じました。
・他のカードとの比較で不採用となったカード
6世良真純(SD)
味方が事件アクションしたら突撃を得る6/5000/1
8赤井(3弾)のおかげで使いやすくなったカードです。6メアリーと比較すると、面除去で使えるかもしれないことや、ヒラメキドローがついており証拠の奪い合いでアドが発生する可能性が上がることが利点だといえます。
6メアリーの方が縦置きのプレッシャーを与えられることや8沖矢にくっつくことを考慮して枠を譲りました。
6世良の利点も無視できないため、試してみる価値はありそうです。
5沖矢(3弾)
手札から赤井秀一を捨てると突撃かブレットを獲得できるカードです。
5/5000突撃と書くと魅力的に見えるかもしれませんが、道中で使うためには貴重な赤井のカードを捨てなければならないためプレイアブルとは言い難いところです。(赤井名称のカードはレベル7と8のみです。)
リーサル打点として割り切るのであれば相手に証拠を与えられる5BANGの方が状況対応能力が高いと考えて枠を譲りました。
8赤井(1弾)
相手のレベル8を取れないことと自ら証拠を取れないことからレベル8の中では最も評価が低いです。
レベル8の枠が9枚で足りると考え、不採用としました。
一応、AP+1000のバフが高く評価できるのであれば採用候補に上がってきます。
4水無怜奈
手札と証拠を入れ替えられるカードです。
今回の構築ではヒラメキ持ちのカードがジョディ3枚と少なく、採用カードを大幅に変更しないと扱いづらいです。
他のヒラメキ持ちカードも貧弱なカードが多く、4ジョディや4務武の枠を使ってまでこのカードを採用することは考えられませんでした。
・新たな戦略的挙動が期待できるが見送ったカード
6津川秀治
自分キャラのやられ際に使うことで相手のガード要員や証拠削り要員を1体分ストップできる可能性があります。
あと序盤の攻防で不用意にキャラを寝かせてきた相手に対しシャークトレードが取れるパターンもあります。
面白そうですがサーチが効かず都合が良いカードだとは思います。
4「赤井…秀一!?」
自分のキャラ1枚にブレット付与ができます。
今回の構築ではキャラ1枚に集中して打点を伸ばすというより多面の波状攻撃で決め手を作るので、単体にブレット付与しても意味は薄いかと考えられます。
⒍ まとめ
赤は面処理は苦手なものの証拠獲得に長けたカードが揃っており、状況不利のリスクがあっても証拠数のゲームを仕掛けて勝ち切れるところが魅力です。
今回は7沖矢を中心に、環境デッキに対してどう進行するかを考えながらカードを選択し、不要なカードは削減するシェイプアップができたと思います。
今回を一例として、皆さんも各々気に入ったデッキを考えてみてください。その助けになったのなら幸いです。
何か質問/意見/感想などあればマシュマロ投げてください。モチベーション上がるコメント助かってます。
そういえばマシュマロ開けてます。
— B-EVO | かざもんみ (@kazamo__) September 19, 2024
バケモン以外には真面目に答えるのでお気軽に飛ばしてください٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
匿名のメッセージを受け付けています。
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評判が良ければまた記事書くかもしれません。
ではまた。