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2024.05.26(日)日本ダービー🐎
東京11R 日本ダービー
出走馬は以下の通り。
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シャフリヤールの時以来のフルゲート割れ。
◎ジャスティンミラノ
▲コスモキュランダ
▲レガレイラ
▲シックスペンス
▲ダノンエアズロック
△サンライズジパング
△ビザンチンドリーム
△アーバンシック
今年の日本ダービーは粒揃いのハイレベルなメンバー構成となったように思う。ただ、層は厚いが抜きん出た馬はいないといった印象が正直なところ。ジャスティンミラノの一強かと言われれば、オッズほどの差はどの馬もない。
展開としては、当初皐月賞でも逃げたメイショウタバルが前に行くかと思われたが、残念ながら挫石により回避。これで前走逃げた馬がいない日本ダービーとなった。
逃げ候補としてはシュガークン、サンライズアース、エコロヴァルツ、シックスペンス、ダノンエアズロックあたりが挙げられる。しかしながら本気で逃げたい馬はおらず、スローになるのはほぼ確定。
と言うことは、超ハイペースだった皐月賞とは全く別の能力が求められる展開になる可能性がある。
今回の日本ダービーは、スローのヨーイドンになるだろう。
そうなった時に浮上してくるのがまずジャスティンミラノ。共同通信杯を超スローでアガリ32.6でジャンタルマンタルを完封した末脚はここでうってつけ。枠が外目になり、外の有力馬と離れたことでスタート後すぐにマークされる可能性も低くなった。デビュー以来7枠で戦ってきているので不安はなく、前につけられるのも大きい。とにかく不利を受けないポジションを築けるかどうかが今回の日本ダービーでは重要なのだ。
極限の勝負になった時の総合力の高さは前走で示している。現時点でマイナス要素が限りなくないジャスティンミラノが本命。
その他の皐月賞組ではコスモキュランダに注目したい。この手のタイプはどうしても実績にオッズが良い意味で比例しない妙味のある馬。モレイラからデムーロに乗り替わることで更に人気は落ちるだろう。前走の2着も鞍上の腕と、豊富な中山経験のおかげだと評価されている。もちろん間違ってはいないが、この馬自身、使われることで一戦ごとに成長していったタイプで、決してフロックではない。その証拠に前走の皐月賞では、内前有利と言われた中で一頭だけ外8番手からジャスティンミラノに肉薄。
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スピード、スタミナを兼ね備えていないと上位に来れなかったあの超ハイレベル戦で結果を残した時点で、この馬は立派な有力馬なのだ。ジャスティンミラノとのクビ差は十分逆転可能。
そしてもう一頭注目したいのが、ウオッカ以来の牝馬でのダービー制覇を目論むレガレイラ。前走は乗り替わりと休養明けでのハイペースがこの馬には堪えた。
ただ皐月賞では、4コーナーでサンライズアースに接触し、直線で1番エンジンが全開になるところでアーバンシックに外に張られるなど、2回は不利を受けている。
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それでいてアーバンシックと0.1差と考えると、少なくともアーバンシックよりは強いことが分かる。
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レガレイラにもチャンスあり⁈笑
今回は乗り慣れたルメールに替わり、内枠を引けた。出遅れずに前に付けられれば逆転可能なのはこの馬も同じだ。
別路線組では、まずシックスペンスを挙げたい。
距離延長が問題ならないタイプ、さらにメイショウタバルの回避でスロー濃厚になった今回は、前に付けられる脚質が存分に活かせる展開になる。皐月賞かダービーどちらか一本に絞る決断をしてここに照準を合わせてきたので、ローテーションにもゆとりがあり、準備は万全。ルメールが継続騎乗できなかったのはサンデーRとの契約なのか、元々レガレイラでのダービー参戦が早くから決まっていたからなのかは定かではないが、乗り替わりが川田であれば心配いらないだろう。この馬もコスモキュランダと同じで一戦ごとに進化しているイメージ。ペースが落ち着く展開なら、前付けできる馬の方が有利なので、この馬にとっては運が向いてきていると言えるだろう。
もう一頭、ダノンエアズロックも捨てがたい。
休み明けの弥生賞は明らかに太め残り。さらに故障が判明。皐月賞をパスすることになったが、余力残しでプリンシパルSを快勝。引き続きモレイラが騎乗できるので、スローのヨーイドンならこの馬にもチャンスはある。プリモシーンの兄弟で、父はディープインパクトからモーリスに変わっているが、モーリス産駒は2000付近がベストな馬が多い。距離は未知数だが、鞍上込みで買っておかなければならない馬だろう。
3連系を買うなら、以下の馬も抑えておきたい。
まずはアーバンシック。
東京替わりがプラスに働きそう。ただスタートがネックで、常に不利か出遅れに見舞われる。スローの展開だと後方からの競馬では厳しい。出遅れずに上手く捌けることが条件となるため、買ってもヒモまで。
次にビザンチンドリーム。
この馬も皐月賞では盛大に出遅れてしまった。能力はあるが不器用なタイプで、この中間の発馬練習の成果が問われる一戦。タイトなペースでなければこの馬の末脚も世代屈指。
そしてサンライズジパング。
前走はハイペースについていけず完敗だが、今回のようなスロー想定であればワンチャンある。エンジンのかかりも遅いタイプなので東京はプラスに働きそう。3走前のホープフルSでは、ゴール前の不利がなければかなり際どかったように能力はお墨付き。皐月賞組は5番人気以内か5着以内でないとダービーでは厳しいが、過去には以下の馬が来ている。
ボールドエンペラー(9人6着)
ライスシャワー(11人8着)
ホワイトストーン(9人8着)
メリーナイス(8人7着)
全馬、人気よりも上の着順で皐月賞を走っており、サンライズジパング自身も10番人気9着。サンプル数の少ない中でのデータで信憑性は高くないが、展開が味方すれば怖い一頭。
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