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静脈認証できない問題

11月ももう後半戦に突入したというのに昼間はわりとぽかぽか陽気。
ですがそれに比べて朝晩の寒いこと。
いやこの温度差!
そりゃ体調も簡単に崩しますって、ねぇ。

朝が寒くて何が困るかというと、指静脈認証です。
朝一番にピッてやるんですけど、まったくもって反応せず。
寒ければ寒いほど駄目で、時には何十回やっても無理な時は無理。
どうして?夏場はあんなに簡単に通してくれたじゃない。
と、朝から悶絶する日々。

ちなみに指静脈認証では、第二関節付近の静脈パターンを識別するらしいのですが、手先が冷えて血流が減少したりすると読み取りにくくなるようです。

たしかに。
寒い日に己の掌を見ると、本当に血が通っているのか疑わしいほど真っ白。
しかも自分は元々体温も血圧もかなり低めの省エネ設計。
ちょいと掌こすり合わせたくらいでは、温まりもしなければ血管が浮き上がってくる気配もしません。
仕方ないので移動時間に手足を暖房で温めたり、やや強めにマッサージをしたり、軽く体操をしてみたり。
しかし色々やってみた結果、結局何が一番効果があったかというと立位体前屈でした。頭と腕を下にだらんと下げるだけのやつです。
ひと通り体を温めるルーティンをしてもダメな時は、最後にこれで強制的に血流を動かすイメージでいきますと、真っ白だった手や顔も一瞬で血色が良くなる時があるのでおすすめ。

とはいえ。
年々寒さに弱くなり、冬が近づくにつれ体温も下がっていて、このままでは35度キープできなくなるのではないかと些か不安です。
静脈が読み取りにくいということで、血管の衰えや血行不良により指先の毛細血管がしんじゃってるんじゃないかとも思いました。

そういえば。
自分は以前から爪が非常に弱い。乾燥のせいかと思っていましたが、乾燥しにくい季節でも二枚爪や反り欠け割れはほぼ一年中起こります。もしやこれは末端の血流が悪いせいでもあるのか?

日本人の平均体温は36.8度くらいだそうだ。
また体内の免疫細胞が活性化するのが36.5度以上だという。

血行が悪いから体温が低いのか、体温が低いから血流が悪くなるのかはしらないが、何はともあれ自分でもわかるのは、35度という体温は低すぎるということ。

目の前で起こっていることには必ず原因がある。それは目に見えている物事が全てなにかの結果だからだ。

たかが静脈認証が通らない、という些細な問題ではありますが、そこには今まで目を向けてこなかった問題がちらほら隠されているようで、ちょっとしたワクワク感のようなものを感じはじめております。


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