スタンドマイヒーローズの神楽亜貴(アニメ・メインスト・本編1章6話時点)
colyのパズル&恋愛シミュレーションアプリゲーム スタンドマイヒーローズの口悪天才デザイナー神楽さん(CV: 山下誠一郎)についての未視聴向け紹介と、後半にネタバレあり感想を綴ります。
前置き
前回のツイステのエース記事同様に、「未完結」かつ「ゲーム」のキャラクターの感想なので、主観によりまくりの長文になります。
あなたに悪態つきつつなんだかんだ愛してくれている神楽さんも、まだあなたに出会う前の神楽さんも同時に存在してます!
この記事では主にTVアニメとゲームメインストーリーを中心にキャラの掘り下げをしていきたい。Revelのseason0と神楽本編更新待ってるよー!!
【未プレイ・未視聴向け】神楽亜貴はこんな役どころ
青年/我儘/口が悪い/御曹司/ストイック/幼馴染に過保護/弟(姉の弟)/天才デザイナー/運動できない/トラウマあり
感想ツイート↓
公式サイトのキャラ紹介はこちら↓(colyでは声も聴ける)
掛け合い視聴動画も置いておきます↓
各種体験方法
現時点での自分の場合です。
iOSアプリ
https://itunes.apple.com/jp/app/sutandomaihirozu/id1121898899?l=ja&ls=1&mt=8
TVアニメ:『スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH』(dアニメストア for Prime Video)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07YR6PYPQ/ref=atv_dp_share_cu_r
アプリゲームのメインストーリー season1 にあたるストーリー。主人公のビジュアルや性格が少し異なっており、別の平行世界の話として楽しめる。
自分はアニメから見たけどとにかくキャラが多いので、キャラを咀嚼しながら進めるアプリのメインスト読むのは必須と感じた。アニメはゲームやってきた人のボーナスステージ的な位置付けの方が強いかなと。
【アプリ未プレイ向け】ストーリー完走までのプレイ道程と感想
4年続いているゲームなのでメインストーリーもステージ数もボリュームがある。
ストーリーはパズルステージと一緒になっており、スタミナ消費して小分けに読み進めるスタイル。クリア後はストーリーだけ読むこともできる。
途中復刻イベントのストーリーを走りつつ、自分の場合 season1~4、season0 完走まで1か月ほどかかった。ちょうど今日で始めて50日目だった。
このメインストーリー(フルボイスでなく一言ボイス付き)とは別でキャラごとのルートが存在する。パズルステージで先行配信されて、その後ドロップアイテムを消費して解放するLive2Dで動くノベルゲームモードでも楽しめる。
ノベルゲームモードは選択肢があり、ストーリーの分岐はないが若干セリフが変化する。また、ノーマルエンドとハッピーエンドがあり、どちらもアイテム消費解放で読める。あとスチルもある。
乙女ゲーとなると主人公の性格が気になるところだと思うのだが、この主人公は元薬剤師(理系)の陸上部。特例で麻薬取締官になったことに引け目を感じて一生懸命に仕事をする26歳の女性だ。合気道や拳銃での射撃も訓練した頑丈な女系統。ちょいちょい言い回しが個性的。
アニメを先に見たのでアニメよりおとなしく、コミカルなセリフが多く感じた。
ガチャでカードをゲットし育成することで個人のサブストーリーが2つ読め(個別ルートはパラレル時空なのだが、時系列は付き合う前だったり後だったりする)、こちらがボイス付きストーリーになっている。
ホーム画面・パズル画面の服装がチェンジし、SR以上のカードはパズルで個別セリフが聞ける。R以下のカードも服装は変わるのでレアリティが低くても推しが引けるだけでうれしいやつ。
ガチャは例の300回上限あり。石で回すガチャにキャラが26人いるので目当てのキャラを当てるのは結構難しい。10連は石の数節約ボーナスで、SR、SSR0枚もありうるので肩を落とす回もたまにある。
リセマラは絶対やったほうが良いと思う。私は「隣のイチゴは甘い(お誕生日ガチャ)」の神楽さんSSRが最初に当たった神楽さんSSRだったのでそこでフィニッシュしました。
パズルをクリアしないとメインストーリーは進められないけど、石消費の力業でなんとかすることもできるのでカード性能はあまりこだわらなくていい。(と言いつつイチゴ神楽さんの性能にはかなり助けてもらっているのだが。)
山下さんは端役もやっているらしく、宮瀬本編に出てくるワン ルーロンとNカード(エビガチャ)排出のアンリ フェレも担当している。
ルーロンはなかなかに食えないイイ男なのでカード化していただいてホーム画面でセリフ聞いてみたい……(桐島本編ステージ84と、現在配信してない周年記念パズルステージのストーリーでも一言聞けるみたいです)。※追記:2021/04/12にルーロンのNカードが実装されました!!
アンリはカタコトのオタクキャラなのでホームに置いてるとうるっさいけど和むこちらも良いキャラw
イベントは現在は復刻と新規を交互にやっている感じで、新規はSRのポイントボーナスカードとドロップ数ボーナスカード、ランキングボーナスカードがある。イベント特攻のあるガチャも同時に期間限定でリリースされ、SSR×4人、SR×1人、R×1人のラインナップのようだ。
ポイントボーナス、ドロップ数ボーナスは無課金でもこつこつやっていれば入手できる。
無償の石は未クリアのパズルステージをやっていくことで結構貯まっていく。メインストーリーを読むためなど、パズル失敗時の蘇生に使うのはある程度やってももったいなくないと思う。
あとキャラとサシのプライベート空間でなでなでしたりプレゼントを贈って仲良くなっていくモードもある。第2のホーム画面みたいなもので、だんだんデレていくボイスが聞ける。サブストーリーもあり、こちらもボイスつき。
親愛度はさすが長寿ゲームだけあって天井が果てしない……。関連する別キャラの親愛度も上げることで短めのボイスドラマを聞くこともできるので本当に果てしない。
ここだけは単純な課金では解決できない時間をかける必要がある部分で(イベントステージドロップを狙ったり、ガチャ引いて被ったカードを分解してプレゼントを買うのが正攻法)、でもボイスドラマが聞けるなら……と今日もなでなでしてしまうのである。
山下誠一郎さんのみ目当ての場合は、神楽さんルートが未完結なのだけ留意してもらいたいが、ツンの激しいツンデレが楽しめる良い作品です。
5月に山下さんが出演するアニメの配信イベントもあるのでメインストーリーさらうのに1か月としてハマるなら今……!
【ネタバレあり】アニメ感想
ここからはネタバレありで書いていきます。まずはアニメの感想から。
神楽さんの出演話数は下記のとおり。がっつり絡むわけではないけど、しっかり爪痕を残して仕事してくれる役どころ。
アニメ神楽亜貴出演回
Revelメイン回:2話
1シーン:5~9、11話
初見完走時は、覚えきれないキャラ数のなかよくまとめてくれたぞな印象だった。まず首元も業務もゆるいマトリ勢にツッコミが抑えられなかったり、キャラが多くて把握できなかったのでラストは正直よくわかっていなかった。(season1がそもそも物語の途中なのでいろいろ解決しないからね……)
でもツンデレ誠一郎は最高だし、音楽も大好きな fox capture plan でめちゃくちゃおしゃれだし、OPの曲も映像もスタイリッシュで毎回飛ばさずに見惚れてしまった。
暗い色ジャケットのキャラが多いなか白シャツ神楽さんの目立つこと……!
ハンカチを返してお礼を言うためだけに自宅住所調べて家の前で待ってるデレっておい……! ちゃっかり自分のブランドのハンカチも添えてたが、そこに「自分のデザインしたものには価値がある」と自ブランドへの誇りが見えて良い。ツンデレ鉄板「勘違いしないでよねムーブ」にきたーーー!と叫んでしまった。
そう、後述するがこの男、考えれば考えるほど姫なのである。
アプリでストーリーを読んだ後見返してみるとかなりスッと話が理解できたので、やっぱりゆっくりキャラや設定を時間をかけて咀嚼したほうが良いアニメだったんだろうと思う。
あれだけ魂込めてやってるデザイナーの仕事道具である手をケガさせられたら槙くんじゃなくても怒るよ……。
あの神楽さんから槙くんに贈った熊のぬいぐるみがそんな昔からあれもこれも見てきていたとは……。
あと神楽さん髪型どうなってるの?って感じなんだけどアニメのキャラデザのふわふわセンター分けが完璧じゃんとなった。
槙くんとフラグが立つので神楽さんは彼の親友ポジなのだけど、主人公が介入することで槙くんに良い影響があることを認めていって仲良くなるのが良い……! 羽鳥とビリヤードしてるシーンの照れ隠しで「うるさい、はやく、羽鳥の番」もかわいい。
結構辛辣な言動をするのだが、それでも心根は優しいのだろうと感じられる演技が山下さんすごいなあ。ツンに寄りすぎたり明らかデレだったりすると冷めてしまうツンデレにおいて、絶妙なバランスでヘイトにならないところを表現してくれる。
収録が後なのもあるだろうけどアプリよりアニメのほうがそれが顕著かなと思う。
【ネタバレあり】アプリゲームストーリー感想
『ドラッグ王子とマトリ姫』未プレイなのでマトリや警視庁勢をよくわかっていないところからのスタートだったけど、現在最新のseason0 昔歳編『警視庁』後編まで読むとみんなにかなり思い入れがでた。みんな仕事に一生懸命で有能で好感度しかないよ……。明らかセクハラなマッドサイエンティストはいるけど……。でも恩人だったり王子様だったりもするので結局みんな好きとなる。
正義とは、自分の大切な人そして自分の大切な人が大切な人=自分を守るとはどういうことかをテーマに、言葉の裏読みの遊びがありつつ、対話って大事という普遍的な終着をしてくれてて良いですね。作家さん信頼できる。
あとちょいちょいあるストーリーをオマージュしたギミックが良すぎるんだよなあ。プランナーさんデザイナーさんプログラマーさんありがとうございます。
好きなギミックのパズルステージ
season1 150:マグマで自分を追い込んでいくボス宮瀬
season3 157:心の距離を表すような遠くてなかなか押せない1つのスイッチ
season4 39:犯人と出会い、紙一重の命
season4 66:伊田がいい人かもしれないのハートボム
桧山本編season1 76:主人公の舞い上がりともやもやを映すような星と黒いインク
そしてseason4の大団円のなかRevelが無期限休止になるとは思わなんだ……。それでもRevelは続くよ!になるかと思ったけど、そりゃ会長業とデザイナー業やりながら情報屋のトリプルワークは流石に無理だよね。
それぞれの負担にならない範囲でやって楽しめなくなったら終わりのRevel(お祭り騒ぎ)の関係性が、ドライなようで結果一番思いやりにあふれていて良い……。
生徒会のつながりがなくなっても続いたように、情報屋Revelのつながりがなくなっても、きっとずっと彼らの友情は続いていく。
アプリの神楽さん
神楽さんの出てくるステージは下記。Revel中心に追ってた観測範囲のものだけど漏れてるところありそうだな……。
神楽亜貴が出てくるストーリーのパズルステージ
season1:21~22、41~50
season2:43
season3:44~60、140チェック~142
season4:1~3、11、70~74、99、101~103、109、114(ボスピース)、115
season0:120チェック
神楽亜貴本編:episode0、episode1
槙慶太本編:episode1 1、50、128、129
桧山貴臣本編:episode1 46、99
日曜マップ:3(ボスピース)
パズルクリアボイスは意外とRカードの共通セリフが好き。「はいはい、すごいすごーい」の心のこもってなさが癖になる。
ボスピースのスキル発動時セリフが「気が向いたから手伝ってあげる」なのに邪魔な泥水を生成してくる神楽さん好きです。
連鎖とかスキル発動可能のお知らせとかに元気付けてくれるキャラが主流のなか、ため息、悪態しかつかないこの男ほんと攻めてて良い。神楽さんバディに慣れすぎて、たまに神楽さん以外を編成して褒められても「いやいや今のは褒められるようなことでは……」と逆に気を遣っちゃうくらいになった。
パズルは主人公が思考の整理をやってるのをメイン編成キャラが見守ってくれてる状態かなと解釈してるんだけど、「この僕を待たせるなんて君いい度胸だよね」のスタンスでいるのだろうと納得させている。逆に終始早くしてよを仄めかせてくるので、こりゃ待たせてられんとパズルに身が入るってもんだ。ほんと?
最初のカットインでの紹介では「甘ったれ」と評されているのだが、話が作られるごとに口が悪い"だけじゃない"ことに説得力を持たせるストイックな面が強化されていったためか、今となっては全然甘ったれな印象はない。
幼少期はそれこそ絵に描いたような甘ったれお坊ちゃんだった様子ではある。
その幼少期の我儘で槙くんを自宅に呼び、道中で事件に巻き込んでしまったことがトラウマになっているが、「もう我儘言うのはやめよう」でなく「僕ができることは何でもして絶対に守る」=それが我儘・口が悪く見えるの方向に性格強化されているのが興味深いキャラクターである。やはり嫡子として期待を背負って育ったことで弱音が吐けなくなったのだろう。
世話焼きなのは元来の性格のようなので、もし御曹司として生まれていなかったら人懐っこい男性になっていたかもしれない。
神楽本編(神楽ルート)の神楽さん
現在配信されている6章までの感想。
デザインをやりたいけど家業の会長にならないといけないしがらみへのいらだちからキツい性格なのかと思っていたが、そのしがらみについてはもう諦めの境地にあるようでもの悲しい。
姉や姪が出てくるので身内に甘い神楽さんの一面がかなり見えて新鮮だ。
考え事するときにレース編むの、服が好きなキャラクター"らしい"な!ってのとかわいいな!って気持ちでいっぱいになるくらい好きな設定だ~~ この記事のアイコンイラストもそれのやつです。
あと設定でいうと財布じゃなくてマネークリップ使ってるのもわかる……となった。小賢しい。好き。お姫様みたいな自室もかわいい。
そもそも神楽ルートに進むためには少なくとも槙くんとは出会う前(=親愛度0)じゃないといけないのかと驚いた。そりゃ彼の親友ポジのルートだからメインストみたいに槙くんとフラグが立っちゃいけないのかそうか……。(その後服部本編をプレイして全員と親愛度0の世界線じゃないとこの人と仲良くなれないのかともっと驚くことになる。)
神楽さんが自分の仕事にストイックなので主人公も仕事を頑張ることで信頼を得ていく。主人公のファッションはボロカスに言われるけど、自分のデザインした服を着せるくらい姿勢の良さを評価されるのが、プレイヤーも日常で姿勢気を付けてみようかなとなるので評価ポイントとして移入しやすく絶妙だと思った。表情とか言動を褒められるより上品な感じがする。
6章時点では手をつなぎもしてないんだけど、これから先この上品なところから俗に降りてくるのか、花園のような恋になるのか続きが楽しみだ……!
槙本編(槙ルート)、桧山本編(桧山ルート)の神楽さん
彼の親友としての神楽さんの感想。(羽鳥ルートも実装待ってます!)
慶ちゃんを好きにならないでよから始まるが、当人たちが両想いであることを悟るとすぐ認め、自分も付き合い方を改めることを決意するのは、これぞひとつの神楽亜貴真骨頂だなあと感じた。
槙ルート終盤の槙くんと主人公が思いを伝え合う寸前のシーンでは、これまで槙を全肯定し、降りかかる火の粉を払ってきた神楽さんが、これからは主人公のように否定もする、ぶつかる決意をしたことを話す。そして主人公に服を仕立てて槙くんのもとへ送り出すなんて素敵すぎる……! 恋敵令嬢でしたっけ……!? なんと気高く愛らしいことをしてくれるんだ。
桧山ルートでは桧山さんがRevelのメンバーを自然(庭にあるもの)に例えるシーンがある。
槙くんは優しくて強い土、神楽さんは厳しくもあり潤いを与える水、羽鳥は危ないとこもあるけど温もりのある太陽、水と太陽は相性が悪そうだが合わさると虹ができる。
それを聞いて羽鳥が「桧山はこの星そのもの」と評するのだが、みなさん、これがRevelです。地球です。桧山さん一人の考えだと庭からの景色にとどまっていたのが、羽鳥の視点が入ることでもっと広いところまで連れて行ってくれる。
というわけで神楽さんは水です。美術系で運動も得意ではなくガタイも良いわけではないので槙くんに腕っぷしで勝てないだろうし、仕事のバイタリティでは桧山羽鳥に勝てなさそうで、庶民の文化を知らずとぼける一面があったり神楽さんはたおやめな属性が多いのでRevelの姫だなあと思って見ている。
羽鳥ルートでもきっと「羽鳥はやめておきなよ」から始まって彼の親友ポジで良いアシストしてくれるんじゃないかと期待!
神楽のベストシーン
最後に山下さんが演じる神楽さんのベストシーンを紹介して終わろう。
アニメ2話「PIECE2」手を怪我し弱々しい「君には関係ないでしょ」
デレシーン「今日だけは大目に見てあげるよ」と迷ったんだけど、弱ってるけど強がるいじらしさがギリ勝りました。
アプリだとイチゴ神楽さんのパズルクリアボイス「ほら、抱きしめてあげるからおいでよ」に何度も元気をいただいております。パズル中にバカだのなんだの散々言われた後にこれはクる……!
それでは、5月のイベント楽しみに生きようー!