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開運力で転職を成功に導けるのか!#33

この物語は「失敗を繰り返した後に成功を価値とる」と言ったいわゆる成功物語ではありません。いろいろな人間関係に出会って翻弄された結果、自己が成長していく過程を書いたノンフィクションです。母の死を経て16回の転職後に起業し25年間、経営者として生きて還暦を迎え開運アドバイサーとして生きて行く道を選んだ物語となっています。苦しい時、何かの判断に役立つことを願っております。興味のある方は是非最後までお付き合いをお願いしたいと思っております。

第三章 何が何でも海外
<哀愁のカサブランカ>


[白い家]と名がついている都市カサブランカはやはり新市街と旧市街と別れていました。魅力的なのは旧市街の迷路、似たような狭い路地をクネクネと通り奥へ奥へと入って行きました。

夜ではなかったのですが異国の街はやはり怖いと感じた。モロッコで出会った彼らは何か目的があるらしく、ここから別行動となり集合はカサブランカの駅でということになった。

一人になると周りのモロッコ人の目が気になってきたのです。何か狙っているよな目つきに思えてしまい、あまり深く入っていっては危険と感じ急きょ駅に戻ることしました。

彼らが戻って来る前にトイレでも行っておこうとトイレに向かったのだがそこは本当に迷宮だったのです。トイレのドアを開けると真っ暗らに見えた、電気が無くて暗いのです。そして広い感じがしたので一瞬ここは違うかなと思ったのですが目が慣れてきて、トイレと確認できました。

床に便器はなく30センチくらいの穴があいておりそこ目当てに大便をするのでしょう、その穴に命中しなかった大便がところどころにあったことで分かったのです。

「こうゆう事だったのか」と気が付いたのです。今まではホテルで済ましていたので違和感はなかったのですが公衆トイレは入ったことが無かったのでわからなかったのです。

「トイレットペーパーは必需品」と言われたのを思い出したのです。そしてペーパーの代わりには小さい水桶のようなものがあって、「これで洗うのか」と思いそれを覗くと・・・呆れるほど汚いのです。水とは思えません。その場を私は何かを踏まないように後戻りをしたのです。

時間つぶしにと駅前のバールがテラスになっておりそこに座っているとおじいさんと小学生かなと思われる女の子を連れて私の前につれてきて話しかけてきました。当然何を言ってるかわからないのですが、キョトンとしていると御爺さんは業を煮やしたのか女の子を私に押し付けてくるのです。

「NON,NON]と言っても押し付けてくるのです。そこでこれって「売春なのか?」と頭によぎっのです。良く見ると女の子の腹がかなり大きいので妊娠?と思ったくらいです。立ち上がって強い口調で「あっち行け」と日本語で言うと渋々退散していきました。やはり日本語でいう方が結構通じるなあとと思ったものです。

いったい何っだのだろうと思い返していると、かなりごつい感じの男が寄ってきたのです。「やだな」と不穏な雰囲気を感じました。彼は「カラテ」「カラテ」と言っています。マラケシュでも言われたことです。東洋人を見るとカラテなのです。

そんなことかと思って型を軽く見せたら、彼もカラテの型を取り始めたのです。そして「マネー」とかいいだすんです。つまり金を掛けたストリート試合をしようとでもいっているのでしょうか?。当然、異国の地でそれも180㎝でごつい男に勝つ自信なのどありません。だから言ってやったんです。

「カラテは試合を禁じられてるのだ!」しかしそんなことを言っても判ってくれません。座っている私の腕をつかみ引っ張りだしたのです。やばい!と思った瞬間に丁度、2人が戻って来て「ポリシア」とか「ポリス」と叫んだのです。

するとごつい彼は外人が良くやるしぐさの両掌を胸の前に出した。「なんで?」というしぐさです。そしてその場を去ってくれたのです。     腕に相当自信があったのでしょう、本当に危機一髪でした。ここに長居をすればアクシデントに見舞われる感がしたので移動して、列車にのりこんだのです。

そして同じ道のりではなくタンジェからフェリーにのりアルへシラスに向かったのです。6日間のモロッコ滞在でしたがどの国より刺激を受けたのです。

運を変えるには刺激が一番と言われています。とにかく異国の刺激、普段出くわさない刺激が自分の持っている白黒と交互に繋がっているDNA遺伝子の黒い部分が開くのです。

それがきっかけとなって開運につながると言われていますのでここで1つぐらいは開いたのではないでしょうか!

私達はバレンシアの火祭りに向かいました。              そこでまたとんでもないことに遭遇します。


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