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君は学び舎を愛する者か?それとも破壊者モンスターペアレントか?
本項は学校業務を阻害するモンスターペアレントと、その予備軍の入学調査段階での排除方法を示すと共に、志望校側に望まれる保護者となるべき対策をも示唆した内容となっている。
円滑な学園運営を望まれる学校関係者はもちろん、日々、受験対策に勤しむ学習塾経営者ならびに国立大学附属小学校の入学調査を受ける予定のお子さまを持つ保護者にとっても有益な情報となることを確信している。
ここでは学校関係者や学友ならびに、その保護者に対して一般常識を逸脱した自分本位の言動を行う保護者のことを指してモンスターペアレントと呼び論を進めていく。
自己の主張をしっかり持って人生を歩んでいる彼、彼女らの存在は、ある意味、尊敬に値するが、問題なのは自分固有の価値観を他者に押し付けてくることだ。そして、それが受け入れられないと知ると彼、彼女らは的外れな権利を主張し始める。
聞くところによると、学友同士のささいなトラブルがモンスターペアレントの言動のため深刻化し、民事訴訟沙汰になるというドラマさながらの出来事も実際に起こっているそうだ。
もし、子どもの権利が何者かによって理不尽にも脅かされるようなことがあるならば訴訟でも何でもして断固戦うべきだと思う。
しかし、まずは子ども達の学校での営みを、そもそものスケールが違う私たち大人の物差しで測るべきではないのだ。
学校生活は子ども主体で行われるということについてのコンセンサスが、学校と保護者との間で既にとれていると考えるのが良識ある大人であろう。
しかし、そういった思考回路を持たないモンスターペアレントが、もし数人でも、あなたの学校に紛れ込んでいたらどうなることか考えてみてほしい。
『義務ではないので、ウチの子どもにはマスクは着けさせません』
『コロナが怖いので、自動車通学のための専用駐車場を用意してほしい』
『何故、先生はウチの子どもを重点的に指導してくれないのか?』
こんな答えようがないコメントを受けようものなら、コロナ禍の中で、ただでさえ忙しい教員業務の妨げ以外の何物でもないと思うが如何だろう。
そもそも大学を卒業した後に、子どもに学問を教えることを生業として選択した教員たちは多様な価値観を持つ大人たちの中で揉まれた経験が著しく乏しい。
そんな彼らが、自己を客観視できない者たちが引き起こすトラブルに巻き込まれようものなら、たとえモンスターペアレントの関与がなくとも事態の収拾すらままならないだろう。
学校側は いい加減、形骸化した調査方法では保護者の素顔を窺い知ることはできないと理解しなければならない。
さて、ここで紹介するのは、保護者の思考と子どもの素養を関連付けて正確に把握できる全く新しいメソッドである。
私が、このメソッドの開発に取り組んだきっかけは、わが子の国立大附属小学校の入学調査対策のためである。
子どもの学力養成はもちろんのことだが、合格を確実なものにするために、まず志望校が望む保護者と児童の理想像をしっかりと把握することから始めた。
まず保護者は学校の掲げる教育方針に深い理解を示し、さらに学校の運営に関して物心両面で献身的な奉仕を行うことが第一義となる。
そして児童は教師の言うことをよく理解して行動し、自分のことは自分でできるものが望まれると考えた。
その理想像をもとに、一般人である私たち家族の能力・人格を、そこに近づけていくトレーニングを日々行っているときに、このメソッドの素案らしきものができ上がった。
そして、この素案を通して志望校の過去に出題された問題や課題を見ると、学校側の意図するものがはっきりと理解できたのだ。
国立大附属小の入学調査を経て合格の割り印を得た後に、改めて入学調査の内容をじっくりと精査したところ多くの発見があった。
故意か偶然の産物か、その内容はハプニングに富んでおり私の興味を大きくそそることとなった。そして私は、その内容を分析して文章に起こす作業にのめり込んでいった。
そしてメソッドの素案を補填する部分を発見し新たに纏めあげたものを 、少しのユーモアと痛烈な皮肉をこめてMethod Of Modern Love (MOML)と名付けた。
もし学校側がこのメソッドを活用したならば、学校に対して何の疑問も持たずに盲目的に愛を注ぎ、なおかつ献身的な協力をも惜しまない保護者を獲得することが可能となる。そして、その子どもの属性も高い確率で親に近いものとなるだろう。
さすれば、学校運営がより円滑に進み、入学後に起こりうるかもしれない校内トラブルまでも未然に防ぐことができるのだ。入学調査・試験で第一に見るべきは親でも子でもなく双方が織りなす関係性なのだ。
願書では絶対に わからない親子の関係性
学問や受験対策の研究機関である有名私学や国立大学附属では、その建前とは異なり個々の児童に合わせての学力養成に時間をかけている暇はない。
そのため教員の指示に素直に従い、さらに自分の事はほとんど自分でできる子どもの合格を優先させる。このように学校運営に都合が良く、手のかからない子どもを選定することは、さして難しいことではない。
だが、モンスターペアレントの排除を目的とするなら、その親も子どもと同じ属性であることを確認しなければならない。そのためには嘘や虚飾を排した後に浮かび上がってくる親子の関係性をチェックする必要がある。
ここで重要なのは、親子面談に必要な対人スキルを身に付け、さらに想定問答をやりこんで理論武装した保護者と決して同じ土俵に上がらないことだ。
それでは学校側にとって望ましくない保護者をチェックし、さらに本人すら気付いていないモンスターペアレント予備軍をもあぶり出すメソッドを徹底解説しよう。
あなたは学び舎を愛する者か?それとも破壊者モンスターペアレントか?
それではMOMLを構成する重要な3つの要素から説明しよう。
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