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Photo by yonaka3636

仲良くするって、むずかしい

ななゆき

　雑記です。

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　ここ一週間くらい、StayFreeというアプリを使ってマイクロブログ系のSNS（twitter, mastodon, blueskyなど）を見る時間を減らしていました。

　具体的には、就寝・起床前後1時間のブロック、勤務時間中のブロック、終日セッション時間の制限（アプリ起動時に時間を選択し、その時間を過ぎるとブロックされる）を設定し、「思わず起動してしまった」という事態を無くしました。

　まだはっきりとした効果はわからないのですが、頭の中を流れる情報の流れがスムーズになったような気がします。

　とくにtwitterは、リコメンドで流れてくるネガティブな投稿や直接自分とは関連の無い投稿が、良い意味でも悪い意味でも刺激になっていた面があります。

　そんな情報源を一度シャットアウトし、読書やニュースなどインプットを限定したことで、文章としてのアウトプットも気持ちしやすくなったように思います。

　あと、「自分って本当は何がやりたかったんだっけ？」と考える時間ができました。大層なことじゃなくて、爪切ろうと思ってたとか、ちょっとお部屋片づけようとか、洗濯しようとか、そういうレベルの話。

　これって、思いつくのはすごくわずかな時間で、ほんの一瞬のひらめきにも近いんですよね。でも、そのすごくわずかな時間に、アプリを起動するのか、それとも「何しようかな」に考えを巡らせるかで、その後の行動が全く違ってくる。

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　一方で、SNSの時間を減らすと、やっぱり寂しさも感じます。

　でも、実はSNSを見ていても別に寂しくなくなるわけじゃないんですよね。「そこに誰かいる」という事実を知ることができるだけで、ガヤガヤと騒がしい駅前を歩いているのと何も変わらない。その人たちは自分を見ているわけではない。

　ましてとくに何も発信せずに、だらだらとTLを眺めている時はとくにそう。まわりに人がいることに安心しているだけで、実はそんなに満たされているわけじゃない。

　もしかしたら、「いつもななゆきさんが反応してくれる！」と思ってくださる方もいるのかもしれません（多分いない）。

　でも結局、それよりも自分を見てほしい、自分の話を聞いてほしい、という気持ちが心の底で騒いでたりします。素直に考えると。

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　グッド・ライフを読んでいます。

　私はわりとこういう、人によっては胡散臭さを感じそうなタイプ（失礼）の自己啓発本が好きだったりします。

　というか、この本はタイトルが胡散臭い（失礼）だけで、中身は人間関係にかなり重点を置いて書かれています。
　「健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だ」という前提に立ちつつ、「よい人間関係なんてありませんけど！？」という人でもいかに今からそこに近づいていくか、いくつかの道標が示されています。

　とはいえ、この本を読まなくても、人間関係が大切、というのは、薄々感じています。

　もともと私は人間関係の維持というものが苦手で、誰かをごはんやお茶に誘うということをほとんどしません。人間関係リセット癖もあります。

　まして30代となると、結婚・子育てを始めた人たちとは時間的にも話題的にも合わないことが多々あり、何もしないとどんどん関係が疎遠になっていきます。

　そうすると、びっくりするくらい心が独りになるんですよね。

　言いたいことが言えない、とかじゃなくて、そもそも言う相手がいない。自分の気持ちが言語化されないまま沈んでいき、ますます言葉にする方法を失う。いざ誰かに話せる機会があったとしても、うまく言葉にできなくなる。

　2年くらい前に「私ってこんなに話したいことがあるんだ」という気付きを記事にしました（この時もtwitterやめると言ってます。歴史は繰り返される）。

　が、最近はだんだん「もっと話したいことなかったっけ？」という感覚になっているんです。何かあった気がするのに、何も思い浮かばない。話したいことがわからなくなる。

　これほど心身にとって不健康なことって無いんですよね。

　そんな実感もあって、心の中で慢性的に感じている孤独感の正体は、自分の気持ちの言語化能力が失われていっていることで、それは究極には誰かにお話を聞いてもらうことでしか解決できないんだろうな、と察している状況です。

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　じゃあ、どうするか。

　かと言って、人間関係は「いつまでにこれをやります！」と機械的にできるものでは当然ないわけで。「友達作りをするぞ！」と意気込んでみても（それはそれでよい心がけだろうけど）、すぐに気の置けない友達ができるわけでもなくて。

　でも、少しだけ、知っている人に声をかけたり、お話したりする機会を増やそうと思います。雑談でなくとも、創作の話とか、依頼の話とか、そういうのも含めて。
　せめて土日、どちらか一日くらいは、いつも接する職場の人や家族以外の誰かと、一言でもやりとりがあればいいな、という温度感です。

　できるだけ距離感は意識しますが、いかんせん対人音痴なので、もし「なんかこいつ、いきなり絡んでくるようになってきたな……」と感じる方がいたらすみません。温かい目で見守っていただくか、冷たい目でそっとブロックしてもらえると嬉しいです。

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　10月の創作活動の予定です。

　大きめのお話としては、アイマスエキスポ小説本の執筆を進めます。頑張って今月中には形にしたいです。
　アイマスエキスポはDAY2（12/15）のサークルプロデュース権に当選しております。ぜひ遊びに来てもらえると嬉しいです。

　そのほか、イベント参加予定は以下の通りです。

○ペーパーウェル13（10/12~14） @オンライン
　新作掌編を折本にして配信予定です。

○文学イベント東京 vol.3（10/14）@代官山T-SITE GARDEN GALLERY
　既刊短編集と長編「生まれる前から、私たちは」を委託販売予定です。

○文学フリマ福岡10 @博多国際展示場&カンファレンスセンター
　文学フリマ大阪で販売した短編集、長編「生まれる前から、私たちは」を販売予定です。ペーパーウェルの折本も無配で持って行こうかなと思っています。

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　だいぶ涼しくなってきて、ようやく秋らしい天気になってきました。
　私は冬が好きです。もうすぐ好きな季節がやってくると思うとわくわくします。

　寒暖差が大きい時期ですが、皆さまも体調には気を付けてお過ごしください。

　それでは。
　おやすみなさい。


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