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景気と活気と(生)林檎博'24

(生)林檎博'24を超堪能する
アラフォー娘とアラカン母

2024年11月21日、今夏アニサマぶりのさいたまスーパーアリーナにて、椎名林檎さんのライブ『(生)林檎博’24 ー景気の回復ー』に行ってまいりました。

林檎さんのライブは6年前の『(生)林檎博’18 ー不惑の余裕ー』以来の参戦です。

「あれからもう6年経ったのか!」と前回も一緒に来てくれた母とびっくらこいておりました。本当にもう時の流れがウサイン・ボルトで困っちゃう。

林檎さんのライブに来られる方々は世代性別国境問わず色んな方々がいらっしゃいました。

見かける方々はどなたもそこはかとなく品をまとっており、滅多にライブに来ない母も開演までリラックスして過ごせる素敵なお客さん層といった印象でした。

今回の座席は400レベル(=4階席)の3列目、視界はステージほぼ真正面の「もはやVIP席なのでは…?」な景色が広がる位置でした。

林檎さんの表情はモニターか双眼鏡でなければ確認できないほど遠い距離だったのですが、ステージ全体や演奏隊、客席やミキサー席などまるっと見られるスペシャルな位置からエンジョイできました。

ライブの内容はまだ公演が残っているとのことで控えさせていただきますが、なんとまあ豪華絢爛で百花繚乱なこと。

終演後にお財布を開いたら札束の1つや2つ入っているんじゃなかろうかというほど景気が良くボリューム満点のステージでした。

かと思えば、客席一同が親戚のおじちゃんおばちゃんになれるほっこり温かいシーンもあったりして、本当にもうポジティブな感情が踊りに踊る2時間でした。

「林檎さんのライブでこの曲が聴けちゃうの? 林檎さんver.で?」という楽曲の披露もあり、テンションが上がった三十路越えは思わず合いの手を入れてしまいました。

ウソみたいだろ。アニサマみたいな合いの手入れてきたんだぜ、林檎さんのライブで。

しかしながら、今回のライブを体感して改めて「林檎さんの音楽は香水みたいだなあ」と思いました。

触れ始めに感じる印象と林檎さんがその楽曲を発表した年齢になって感じる印象、その年齢を過ぎてから聴き感じる印象。

1曲で3段階の感じ方や解釈の変化、楽しみ方ができるところが香水の「トップノート」・「ミドルノート」・「ラストノート」という3段階の香りの変化に似ているからです。

今回のセトリの中にはようやく「ミドルノート」に達せた曲がありました。

何回も聴いてきた曲だったにもかかわらず、突然強く優しく抱き締められたような感覚になり、思わずポロッと涙が出てしまったのです。

んもう、これだから林檎さんは…好き…ッ!

こうして新たな魅力の発見や改めての気づきを胸に宿し、私達の(生)林檎博'24は景気よく終わりを迎えました。

ステージ演出や映像も本当に素晴らしかったな。全てが見逃せないライブでした。

林檎さん、素敵なライブをありがとうございました。

そして、私のお隣の席にいらしたお姉さん、賑やか母娘のより賑やかな娘(=私)とコミュニケーションを取ってくださりありがとうございました。お陰様でより林檎博を楽しめました。

次回のライブまで日々コツコツと徳を積んで、必ずや林檎さんを拝みに伺おうと思います。

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七草ナ梨
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