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尊すぎてもはや神仏

在宅応援オタクから現場にも行けるオタクへと進化し早4年となりましたが、私は未だに肉眼で拝めた推し達を実在する人物として落とし込むことができません。

家電量販店で大きな4Kテレビを観た時の感覚に似ているかもしれません。画質が良すぎて、黒や彩度が鮮やかすぎて逆に現実味が感じられないみたいなあの感覚。伝われ~(佐久間一行さん風)。

この現象はきっと、私がかねてより推し達のことを神仏のような存在として認識していることが原因なのではないかと思っています。

「え、神仏って概念じゃん?概念って存在するの?今?目の前に?概念が?え、そんなことってある?概念だよ?え、ちょっ、あの…え???」

という脳内パニックが毎回2曲目くらいまで起こっています。

あとはもう目の前の尊き推し達が歌い踊る姿を「たとえ幻覚だろうがスター・ウォーズに出てくる立体映像だろうが関係ねえ!尊いことには変わりねえ!肉眼で捉えさせてくれてありがとう!人生最高!」という気持ちで終始ニコニコしながら楽しんでします。

結局、現実に落とし込めているかと言われれば、全く落とし込めていません。

というか、なぜ目の前の推しを現実に落とし込めずにスター・ウォーズの立体映像は現実にあるものとして落とし込めるのか。

現実に落とし込めないのは等身大で拝めていないからなのかなとも思ったのですが、推しと至近距離で対面できるサイン会やハイタッチ会に参加してもダメでした。

翌日にはもう「あれは夢だったんじゃないか…そうか…夢か…」みたいな感じで落ち着いてしまいました。しっかりサインをもらってきているのに。

あのときほど『となりのトトロ』に出てくるサツキとメイちゃんみたいに「夢だけど!夢じゃなかったー!」と喜べたらと思ったことはありません。

世のオタクの皆様はどうやって実在している子達として推しを落とし込めているのでしょうか。

やはりチェキ会とか推しと触れ合えるイベントにどんどん伺うべきなのでしょうか。思えばサイン会もハイタッチ会もそれぞれ一度しか行ったことがありません。

ただ、推しとの触れ合いはちょっと気が引けちゃうんですよね。神聖な御神木に触れてしまうみたいな罪悪感に駆られてしまって。穢れちゃう!私が触れることで神聖な御神木が穢れてしまう!みたいな(重症)。

きっと、こんな感じで神仏化して拝んでいるうちは難しいのかもしれませんね。

そう思いつつ、私は今日も彼女達の写真や音楽に両手を合わせて拝み倒しているのでした。


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