無課金叔母さんが言うことには
今日は成人の日でしたね。
振袖まばゆい新成人女子をちらりほらりとお見かけした本日、昨年同様マスクの下から笑みが零れに零れて彼氏からドン引きされておりました。
さて、そんな成人の日になるとSNSにたくさん現れるのが、新成人にアドバイスをしたがる大人達の存在です。
新年度にもよく現れますね、新社会人にアドバイスを送りたがる大人達。
こういう大人達にロクな人間はいないと聞いたことがあるので、ロクな人間になれなかった私にはアドバイスを送る権利があるということでよろしいでしょうか(発想)。
それでは、少しだけ昔話を交えてお話しさせてください。
あれは高校1年の初夏くらいだったでしょうか。私はこの頃から自分の人生を諦めていました。
肥っていること、不美人なこと、運動が苦手なこと、家がどうやら厳しいこと、外出が怖いこと、今となっては下らない理由で私はまだまだ未来溢れる人生を諦めて過ごしていたのです。
そのモチベーションは新成人になってからも変わらず、ハタチという節目は寿命までの余生のひとつでしかありませんでした。
あとは死を待つのみなので特に何かを始めてみよう、やってみようという気にはなれず、自分にその資格がないとも思っていました。
今思えば、やりたいことなんて全然やっちゃって良かったじゃんって思います。
当時は容姿や運動能力、境遇など自分の暫定ステータスに囚われすぎていました。
でも、それはあくまで「暫定」ステータスにすぎなかったし、ステータスが足りないのなら尚更やりたいことを始めてステータスを上げに行くべきだったんですよね。
それをグズグズ「できない、足りない、だからやらない」と言っていたら、あーらびっくり三十路越え。加えて現在無職。
得意を伸ばせず、不得意も社会人生活を続けていくには基準値に届かずという切ないステータスのままで生きてしまいました。
「やりたいことは全然やっちゃって大丈夫」ということに気付けず生涯を終えるよりはまだマシだったなと思います。
毎日が経験値アップな現在はとても刺激的で楽しいです無職だけどもチキショウめ。
そんなわけで、新成人の皆様におかれましては、やりたいことや始めてみたいことには臆することなくどんどんチャレンジしていただきたい。
「思い立ったが吉日」という言葉がありますが、まさにその通りだと三十路越えは思うのです。
私のようなものすごく良く言えば大器晩成型の人生も楽しいですが、早い段階からそのことを心に留め置いておくともっと愉快な人生になるんじゃないかなと思います。
自分の人生を卑下したり粗末に扱うと、平気で他所様を粗末に扱うクz…方々しか集まりません。
自分と自分の人生を大切に、そして自分の人生を大切にするためにも周りの方々を大切に、お巡りさんに捕まらない範囲で人生をボチボチ楽しみ生きてくださいませ。
以上、ロクな大人になれなかった三十路越えからのメッセージでした。
このたびはご成人おめでとうございます。