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俺なりのジーアンドテー

そもそもこれを小学生に言うかね

小学生の頃、事あるごとに「世の中はギブ・アンド・テイクだ」と仰る先生がいました。

グーグル先生曰く、ギブ・アンド・テイクとは「もらったぶんだけ何かを与え、与えたぶんだけ何かをもらえること」を指すのだそうです。

先生の言葉を額面通りに受け取れば「大ぼら吹きも大概にしなさいよ魔貫光殺砲お見舞いすっぞ」案件なのですが、私はこの言葉に自分なりの解釈を加えることでようやく落とし込むことができました。

「世の中(で健やかな自分を保つために)はギブ・アンド・テイク(の姿勢が必要不可欠)だ」

というものです。

「人は与えたもの以上をうっかり求めたり求められたりしてしまいがちな生き物だから、手前のためにも相手のためにも対等性を忘れず生きていけよ」

という解釈で先生の言葉を落とし込んでみたのです。我ながら解釈のゴリラみが怖い。怖すぎてドラミングしちゃう。

そんなわけで、私はこのゴリ魔改造した「世の中ギブ・アンド・テイク」の姿勢で過ごすよう努めております。

例えば、過度な期待を抑えるために他所様への期待値は片手に納まるサイズに留めておくとか、与えた以上を求めたり求められたりと対等性が揺らいできた相手には上限を設けて越えたら問答無用に閉店ガラガラするとか。

いささか無情に感じる姿勢ですが、私はこの姿勢を取り入れてから心身ともどもだいぶ健やかになりました。

健やかになれたぶん、今まで以上に自分や大切な人達のために動けるようになったし、視界が拓けて色んな物事をやわらかく見聞きし考え、吸収できるようにもなった気がします。

先生の言葉を魔改造するのに時間がかかってしまい難易度がだいぶ上がってしまいましたが、これからはこの姿勢で健やかにボチボチゆるふわに人間関係を築いて生きていけたらなと思います。

まあ、あの、私いまちょっと在宅バイト主婦なので新しい人間関係の構築とは縁遠い環境下ではあるんですけども。


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七草ナ梨
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