あなたのでんぱ組.incはどこから?
私は『サクラあっぱれーしょん』からです。
『サクラあっぱれーしょん』とは、2014年3月にリリースされたでんぱ組.incの楽曲のこと。
気持ちが不安定になりがちな桜の時期、闇堕ちしそうな人々をでんぱ組.incがお祭り騒ぎをしながら日の当たるところへ連れて行こうとしている内容になっています。
このMVを通じて「オタクや私のような陰キャだって堂々と明るく楽しく愉快に生きたっていいんだ!」という今生ベスト3に入る気付きを得ることができました。
しかしながら、当時の私は不思議に思いました。
与えられた楽曲を歌い踊っているだけで説得力などないはずのアイドルソングになぜここまで胸打たれたのだろうかと。だいぶ辛辣。若さね。
その答えは彼女達の楽曲やMV達、情報などを観漁っていくにつれて明らかになっていきました。
彼女達は全員が何かしらのオタクで、サブカル系で、だいぶ陰キャのこちら側ガチ勢。それゆえ楽曲達にはこの上ない説得力を感じられたのです。
この時点で私の でヲタ(でんぱ組.incのファン名称)ルートが確定いたしました。
それから現在に至るまで、私はゆるふわでヲタとして10年ほどでんぱ組.incの沼の浅瀬でキャッキャウフフと戯れておりました。独りで。怖。
そんな私のさらに怖いところが10年もゆるふわながらに推させていただいているにもかかわらずファンクラブに一度も入ったことがないところです。
その理由は私が彼女達との衝撃的な出逢いを果たした数か月後に社会生活で心身をぶち壊してしまい、オタ活に本腰が入れられない心身になってしまったからという大変情けないものです。
そんな情けない私をも救い続け、愉快なでんぱを飛ばし続けてくれたでんぱ組.inc。
私にとって彼女達の存在はちょうどいい距離感でそばに居続けてくれている大切な、唯一無二の友達です。
そんな友達が2025年頭にエンディングを迎えることとなり、行きつけの喫茶店が閉店してしまうような、楽しい思い出がいっぱい詰まった公園が駐車場に変わってしまうような、アキヨドから有隣堂とタワレコがなくなってしまうような…アキヨドから有隣堂とタワレコがなくなってしまうようなあああ…(まだ打ちひしがれている)そんな喪失感を早くもふんわり感じています。
しかし、私はそんな喪失感に負けたくありません。
私はエンディングを迎えるその日、願わくばでんぱ組.incと愉快なでヲタの方々、できれば最近でんぱが気になり始めた方々やかつてのでヲタの方々とも明るく愉快にお別れがしたいと思っています。
私のでんぱ組.incルートが始まった『サクラあっぱれーしょん』の最後のシーンのように。
そんな素敵なエンディングを迎えるためにも愉快なでヲタであり続けたいので、私はひとまず今度渋谷で行われる『We need the DEMPA TOUR 2024 FINAL』を拝んでまいります。
「今回の新曲やっぱコレでんぱ組.inc終わらせる気ないやろwww」とか思いながら。