シャンシャンとオキシトシン
2019年末~2020年に世界中で広がった新型コロナウイルス感染症。
2020年3月下旬に東京都知事が「ロックダウン(都市封鎖)」という言葉を会見で使ったその日の夜、翌月分の仕事(鍼灸院)が全てキャンセルになった。私はこの日を、いまだに忘れることができない。
鍼灸按摩マッサージの業界は休業要請の業種から外れてしまい、更に追い打ちをかけるように医療従事者の給付金対象からも外されてしまった。
これぞまさに…八方塞がり。
4カ月の一般公開停止
2018年に上野動物園で誕生したメスのパンダ「シャンシャン(香香)」も、2020年2月29日~2020年6月22日の4カ月もの期間、一般公開が停止してしまった。
休園になる数日前のシャンシャンも、どこか少し寂し気な表情。
(いや、ただ眠かっただけかもしれない)
動物が人間に与える癒し効果
人間が動物と触れ合うことで、次に挙げるような効果が医学的に証明されていると言う。
愛情ホルモン(オキシトシン)の分泌による癒し効果
副交感神経の活発化による血圧低下
心身のバランスや精神の安定
シャンシャンのおかげで乗り越えられたコロナ禍
自営業の小さな治療院にも持続化給付金が出てくれたおかげで、なんとか心のバランスを保てていた日々。
金銭的にも精神的にもキツかった2020年は、足しげく上野動物園に通った。もちろん年間パスポート(¥2,400)を購入。
今思い出しても、私自身が鬱(うつ)症状を起こさなかったのは、かわいいシャンシャンのおかげだったと断言できる。
本当にありがとう、シャンシャン(感涙)。
2023年2月のシャンシャン返還までの写真は、また別の機会に!
【OFFICIAL WEBSITE】Photolection | カメラが好き、あとパンダも。