私にはDUALがこう見える

私は怜央くんがキーボード弾きながら激しく頭を振るパフォーマンスが好きだったりする。
ただ、最近は手元を見る時間も減って、キーボード一点集中な怜央くんを見る回数が減った。

そんなことをふと思ったら、寂しくなって、YouTubeでLIFEのMV鑑賞会を見ることにした。(なぜ本編じゃない)

ツッコミポイント今と一緒だよ。
変わっていく7人の変わらない姿にホッとした。

ゲロ吐くわ、目の調子が悪いわ、スマホのライトしか当たらないわ、不憫な怜央くんを片目に気付いたことがある。

楽器が燃えていた。

「Who I Am」のMVが頭をよぎる。
鳥肌が立った。

LIFEでは一度燃やして、新しい楽器を手にしていたけれど、Who I Amでは廃棄物を集めて作られたオリジナルの楽器を手にしてパフォーマンスをしている。

ここで、DUALツアーの演出にも注目したい。
(ネタバレ注意🥺💦)

7ORDERのライブは、「脱色と着色」というツアータイトルにも現れているけれど、一度ゼロに、まっさらに、一度リセットされて、そして新しい色が乗せられていく。
(セトリを見比べていると、どこをスタートとするか、自分たちのあるべき姿を模索している様子が伝わってくるから、是非やってみて。)

彼らは「今この瞬間を共に過ごしていること」を何よりも大切にしてくれる。きっと意図してのことだろうけれど、あまり未来の話をしてくれないのが、時々寂しい。どこを目指しているのだろう。
一人ひとりの顔を見ながら「あなた」と声を掛けてくれるけれど、彼らの未来に「あなた」は見えているのだろうか。
ふとした瞬間に不安になる。だから、過去への未練や未来を案ずる姿が垣間見えると、妙にホッとした。

「Who I Am」から始まる今回のツアー。真っ黒な新しい衣装を纏い、身一つで7人がステージに現れる。
そして、ライブ中盤、突然その日のライブを遡る映像が流れて、再び「Who I Am」のパフォーマンスが始まる。真っ白なシャツと見覚えのある赤いパンツを身に纏って。楽器を手にした彼らの力強いバンド演奏が印象に残っている。

DUALでもやっぱり分かりやすく終止符が打たれているけれど、同じところに戻ってくる点が、今までのライブとは大きく異なる今回のツアーの最大の特徴だと思った。

過去のツアーを模倣し再構築する演出を見て、過去も現在も未来も全部抱えて、前に進む覚悟をした、彼らの強い意志を感じた。

何度も壊しては組み立て直して、何度も見つめ直してきた彼らが、私たちの宝物みたいな“過去”を手放さない選択をしてくれたことが、私たちの大好きな彼らの“個性”が自分たちの“武器”だと、声高らかに聞かせてくれることが、何よりも嬉しかった。今も昔もこれからも、同じ景色が見えているような気がした。

DUALを観た今なら、彼らの目指す先に私たちがいると自信を持って言える気がする。撮影OKな楽曲も、客降りも私たちへの信頼の証だと思っていいかな?

どんな未来が待っていてもいい。
ただ、今だけは、この瞬間だけは、
 彼らと一緒に笑っていたい。

そう思っていたけれど、
また明日も7人と一緒に笑っていたい。
なんて少し欲張りなこと願ってもいい?

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