小さいスケールなら非公開会社
新しい技術開発や新しいマーケット開拓が必要なベンチャー立ち上げには、起業せずに開始する方法もあるが、それだと他企業の協力を得難いので法人格が欲しいこともあるだろう。その一つの解として、合同会社があるが、ともすれば株式会社に比べて信用が劣る場合がある。そこで非公開会社という形で始めてはどうであろうか?
小さくも通常(公開会社)の株式会社の場合、取締役会と監査役が必要であり、その機関設計上、大変な点がある。現在、立ち上げ準備中の会社においても、監査役を誰に頼もうかや選任する予定の取締役が多忙でスケジュール調整が難しいなどがあり、起業後の運営を想定し、頭を悩ませていた。しかし、この制度があることを知り、まずは非公開会社で始めようということになった。ただし、資金調達をすぐに考えている場合は、譲渡制限付きの株式のため、流動性が極めて低くなる。よって、自身の起業後の資金調達とセットで考えなければならない。
株式会社設立に必要な費用や最低資本(昔は1000万円など)が少額になった現在、POCフェーズでも株式会社設立を考えてみても良いかもしれない。
bon voyage!
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