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最初が肝心、起業メンバー選び

 起業メンバーは、株主や取締役になり、末永く会社に影響を与えることはよく知られていることであろう。良いメンバーに恵まれればとても良いスタートが切れ、末永く余慶が続くことだろう。しかし、そこがうまくいかなければ、最初から色々な問題の源泉になり、余鞅が続くだろう。
 そこで、どのようにメンバーを選ぶべきだろうか?自分が実際関わってみて思ったのは、当たり前ではあるが、
「今後、会社の役に立ってもらえるか?」
の視点がやはり大事ではないであろうか。「役に立つ」は個社ごとに事情が異なるため言及はしないが、業務遂行に加えて、一緒に困難に挑んでくれる可能性が高いなどがあるだろう。
 しかしである。ともすれば、これまでお世話になった、仲が良いなどの視点から、起業に誘う、または、参加を受け入れるということがあろう。そういう起業メンバーの人選をすると不幸の始まりとなる可能性がある。彼女(彼)が何もしなければ(場合によっては、そもそも何も貢献できない)、その他メンバーとのわだかまりの原因となる。しかも、一度取締役に選任すると解任も感情的に難しく、その人が保有する株式を買い戻すのも困難が伴う。
 よって、感情的に大変かもしれないが、最初にメンバー候補を「役に立つか?」の視点で精査し、そうでないメンバーが参画の意思を示した場合は、「何ができるか」を質問し、その回答が会社に資する内容かどうかで、メンバーに入ってもらうかを考えて決める必要があるだろう。
 繰り返しになるが、感情的には大変かもしれないが、一度決めたら、やり直しは難しいので、最初に真剣に取り組む価値があると思う。

bon voyage!

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Nobu Fuke
記事を書くときの素材購入の費用などにさせてもらえればと思います。