これからアルバイトを選ぶ人が考えてほしいこと

私もそうだったけど、

大学生になってから初めてアルバイトをする人は多いと思う。

今回もある意味当然のことしか書かないけれど、

当然だからこそ大切なことを3つ書いていきたい。



1. 派遣かレギュラーかを考える

派遣とは、

派遣会社に登録して、

様々な仕事(2日間だけとか短期間の仕事が多い)を紹介してもらって、

好きな仕事を毎回選んで働くスタイル。

レギュラーは、

1つのアルバイト先で働き続けるスタイルのことをここでは指す。


派遣のメリット

・上手く仕事を選べば難しい作業がない

・スケジュールを組み立てやすい

・いろいろな仕事を経験できる


レギュラーのメリット

・1か所で働くので3カ月くらい我慢したら作業や職場に慣れる

・職場の仲間と仲良くなれる

・1つの仕事を何度も行うことでしか分からない苦労などが分かる


ただ、派遣は平日に仕事が少ないので、

平日も働きたい人はレギュラーアルバイトをするべきだと思う。

1人暮らしをする人で仕送りだけではお金が足りない人ならば、

やはりレギュラーのアルバイトをお勧めする。

もちろん2つを掛け持ちしてもいいし、

レギュラーもどうしても嫌なら辞めて、

次のアルバイトを探せばいい。


2. 時給以外にも注目する

稼げる金額で選ぶべきだという話を書いていく。


アルバイト探しをする際に

まず気になるのが時給だと思うけど、

それは金にがめつい私だけなのか?

まぁとにかく時給だけで判断してはいけない。

家からの距離勤怠開始前の準備にも

注目してほしい。


まず家からの距離だが

もちろん近ければ近いほどいいと思う。

例えば、

行くのに40分かかるアルバイト先と

行くのに10分かかるアルバイト先なら、

アルバイトに使う時間が往復で1時間違ってくる。

もし時給がどちらも900円だったとしても、

40分かかる方は900円がもらえない時間に1時間も費やすことになる。

だから、2つのアルバイトで迷っている際には

「移動時間の差は時給の差だ」と覚えておいてほしい。

また、家から近いと忘れ物をした時に便利だ。


次に勤怠開始前の準備だが、

これも短い時間で済む方がいい。

制服に着替えたり書類を準備したりといった、

時給が発生しないのに拘束される時間がある。

これは勤怠後にも言えることだ。

単純に稼ごうとしてアルバイトを選ぶ人にとって、

お金がもらえないのに拘束されるのは大きなデメリットだし、

その時間は短ければ短いほどいい。

とはいえ、ほとんどのアルバイトでその時間はある。

勤怠開始30分前にアルバイト先に到着して、

準備をしなければいけないのはしょうがないというか普通なので

諦めよう。

でも、40分以上前に行かなければいけないようなアルバイトならば、

稼ぎ重視ならば別のアルバイトにした方がいいと思う。


この勤怠開始前の作業時間は面接などで確かめればいいと思う。

アルバイトの採用面接で落ち続ける人も多いので、

いつの間にか「雇ってください」と言ったスタイルで

面接を受けてしまいがちだが、

労働者と雇用者はなるべく対等であるべきなので、

条件はしっかりと確認し、「仕事を選ぶ意識」をしっかり持とう。


3. アルバイトをした結果、得られるものを考える

2で述べたこととは少し矛盾するが、

経験値で選ぶべきだという話を書いていく。

個人的にはこっちがおすすめ。


お金稼ぎのためだけにアルバイトをするのも良いと思うし、

お金稼ぎが目的でアルバイトを始めたとしても

意図せずアルバイトで得る経験はあると思う。

故に、普通は稼ぎやすさを考えて、

先ほど述べたような3つの点に注目してアルバイトを選ぶ。

でも、もし生活費等に余裕があるならば、

できれば就職活動のことを考えてアルバイトを選んだほうが良い。

就職活動をする際の面接で

アルバイトの話を持ちネタにできると強い。

「就職のことを考えてアルバイト選びなんて難しいよ」

と思うかもしれないけど、

あくまで持ちネタを作るだけなのでそんなに難しいことじゃない。

どうすればいいのかというと、

自分がやりたいことや好きなことをアルバイトにすればいいのだ。


すごく野球が好きならば球場でアルバイトをすればいい。

テレビが好きならばテレビ局でアルバイトをすればいい。

遊園地が好きならば遊園地でアルバイトをすればいい。

お菓子が好きならばスイーツショップでアルバイトをすればいい。

ハンバーガーが好きならば○○バーガーでアルバイトをすればいい。

先生に憧れているならば塾講師などをやればいい。

それだけの話だ。


就活の面接で

「コンビニでアルバイトしていました。」VS

「ジャイアンツの大ファンで東京ドームでチケットをちぎるアルバイトをしていました。」

ならば、どっちの話が面白いかなんて続きを聴かなくても分かるし、

本人も自分の好きなことに関連するアルバイトをした方が絶対に楽しいはずだ。


そんなこと言っても、例えば、

そんな都合よくテレビ局でアルバイトの募集なんてしてないかもしれない。

しかし、募集なんかしていなくても、直談判すれば案外何とかなることが多い。

その仕事の裏側を見てみたい理由や

なぜその仕事に興味があるのか、なぜ好きなのかを

手紙やメールや電話で全力で伝えてみたうえで、

雑用でも構わないのでアルバイトさせてくれないか頼んでみればいい。

ただし、直談判する場合は

「別に仕事じゃなくてボランティアでもいい」という覚悟は必要だ。

そのくらい想いが強ければ、

少なくとも真摯に話は聞いてくれると思う。

もし断られても、

自分からわざわざ直談判したという経験自体が

とても貴重なものになる。


また就活のためのアルバイトと言う観点で言うと、

ホテルや披露宴の仕事やユニクロなど、

激務と言われているアルバイトで耐え抜くと面接官の評価も高いらしいが、

これは結構心身ともにしんどいのであまりお勧めしない。

(何を選んでも楽な仕事はないと思うけどね)



以上がアルバイト選びで個人的に注意してほしいことだ。

3つ書いたが、できれば3を意識してアルバイトを選んでほしい。

自分は3をしなかったしそんなこと思いつかなかったけど、

それを本当に後悔している。


アルバイトをしたことがない人にとっては

小難しいことを言ったかもしれないが、

働き始めた後で、

どうしても嫌になことがあったり、

他にやりたいことが見つかったり、

学業が忙しくなってしまったら、

最悪の場合は辞めればいいだけなので、

まずはどんどん興味を持った仕事で働き始めてみてほしい。


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