生き辛さ
自己紹介よりも前に愚痴が出る。お察しの通り不満の多い人生と性格だもんで。他責を重ねれば少しばかり息がしやすい気がする頭の悪い人間なばかりに。愚かだとわかっていても直せないのだから、性質とはおぞましいものだといつも他人事のように思っている。
29歳独女、死にたがりが続くし流石に体もしんどいからと、巷でよく聞く鬱なんじゃないかと目処をつけて心療内科へ通ってみた。
「お聞きしてる感じだと鬱だと思いますが、ストレス性の自律神経失調症かもしれないのでしばらく通ってください」
のほほんとしたおじいちゃん先生の言葉である。そうか、通わねばはっきりせんのかと、睡眠薬と少しばかり気分が落ち込みずらくなる薬をばもらって通うこと半年。はっきりとした改善もなく、眠れているので体調はいいが、死にたがりの波は相変わらず高く、激しく、しんどいばかりの日々だった。
だもんでさっさと病院を変えれば、鬱じゃないですねとそんな答え。話ちげぇでやんの、と思いながら、じゃあ発達障害のテスト受けさせてくださいと、ぼんやり可能性があるものをお願いして、そんでもってようやく結果が出た。
「ADHDとアスペルガーですね」
そうですか。しか言えない。それがどんなものかはなんとなく知っているし、そうでなくともご時世的には良くも悪くもよく聞く。昔は悪口の一種だったな、と思い出しながら担当医の話を聞いて、また新しい薬をもらって飲む日々だ。ちなみにこの薬、食費と同じくらい金がかかるので普通に困る。
・ADHD 注意欠陥多動性障害
注意力散漫、衝動性などの行動コントロール障害
・アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)
コミュニケーション能力障害、興味関心への固執
一人で生きていく覚悟が決まっているわけじゃないけど、迷惑が多い自覚のある自分を誰かに世話してほしいとはたとえすでに家族である存在であっても言えない。となればもう腹をくくる道しかないため、分岐点とするためにnoteを始めたわけだ。他責で息苦しさを薄めたつもりだったが、こうなっちゃあもう他責になんてできないレッテルが貼られてしまったし。
顔面偏差値10段階で3、根っからのオタクで、頭も背も骨の数も腸の長さすら足りない中年女の自己紹介に、発達障害の文字が増えたところで所詮些事である、と言い聞かせるばかりだ。困ったことに、本当に、詰んでしまってるので。これ以上語ることもなく、むしろ深堀するほどどうしようもない人間であるという解像度が上がるほうが問題である。しばし生き永らえながら、プラスの評価になるものを探さねば。