Painters ~七ヶ宿の未来を描く人たち~ No.3
七ヶ宿町には、様々なバックグラウンドをお持ちの様々な方が住んでいらっしゃいます。そんな七ヶ宿町の町民の方にインタビューを行いました。第3回は仙台から移住して6年になる吉田天音さんです。
吉田さんは、2023年3月現在七ヶ宿町役場・総務課に勤務しています。
強く感じた人のあたたかさ
町内の高校への進学を機に仙台から七ヶ宿に移住してきたという吉田さん。卒業後に町を後にする人も多い中で、七ヶ宿に留まる決断をした決め手は、人のあたたかさだと言います。「人が少ないからこそ、お互いの関係が深くなるところなので、みんな優しく接してくれる、ありがたいですね」そう話してくれました。また、道で会うと町民の方があいさつをしてくれることも好印象だったそう。
高校時代の経験から七ヶ宿のイベントが好きに
通っていた高校では和太鼓や日本舞踊、陶芸作品などを披露するイベントがあったといいます。そのほかにも、夏に行われる「わらじで歩こう七ヶ宿」や、冬に行われる「雪だるま・雪像コンテスト」など、楽しいイベントがたくさんあり、さらにそれに参加したことが、町民との交流のきっかけとなったそう。特に、雪だるま・雪像コンテストでは、地域対抗で競いながら、交流ができた点がとても楽しかったと話してくれました。
みんなが住みたいまちを目指して
吉田さんの願う七ヶ宿の未来の姿を尋ねると、少し考えてから、「みんなが住みたいなと思える町になれば良いと思います」と答えてくれました。また、七ヶ宿は移住者が多いものの、働き口が少ないため決断できない人もいるのではないか、そのため、これから働き口が増えていけばもっと暮らしやすい町になるのではないか、という展望も教えてくれました。加えて、仮に働くところが七ヶ宿の町外でも、七ヶ宿に住みながら働くという選択肢も考えてくれたらもっとみんなが住みたい町になるのではないかと話してくれました。
インタビューを終えて
終始質問に対し真剣にゆっくりと考えてくれた吉田さん。「みんなが優しく接してくれる」との話がありましたが、私も七ヶ宿に来ると、住んでいる横浜とはどこか違うあたたかい雰囲気を感じます。吉田さんの言うとおり、あいさつや接し方に優しさのある七ヶ宿の町民性が影響しているのかもしれないなと感じました。
この記事を書いた人
阿部航希
神奈川県横浜市出身。インターンシップで2024年2月・3月に七ヶ宿町へ。現在國學院大學観光まちづくり学部観光まちづくり学科2年(インターンシップ時は1年)
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