Painters ~七ヶ宿の未来を描く人たち~ No.4
七ヶ宿町には、様々なバックグラウンドをお持ちの様々な方が住んでいらっしゃいます。そんな七ヶ宿町の町民の方にインタビューを行いました。第4回は移住して4年になり、空き家のリノベーションなどを手がけている北城みどりさんです。
北城さんは、2023年3月現在起業型地域おこし協力隊として、建築の知識を活かし空き家関連の活動をしています。
自分で仕事を創る魅力に惹かれ七ヶ宿へ
地域おこし協力隊の一員として七ヶ宿にやってきた北城さん。東京で12年過ごして、実家のある栃木県にいたときに地域おこし協力隊募集の要項を見たそう。建築デザインを行っていた自身の働き方に疑問を感じる中で、自分自身で仕事を創り出すことのできる環境や、自然の中で子育てができることなどに魅力を感じ、地域おこし協力隊への応募を決めたといいます。
「半芸ハウス」では終わらない!
北城さんは七ヶ宿に移住した後、建築デザインを仕事にしていた経験を活かし、湯原地区にもともとあった空き家を改修して「半芸ハウス」というゲストハウスを造りました。「半芸ハウス」とは、「生活の半分の芸術」をコンセプトにしているという点から名付けられたそう。その半芸ハウスは宿泊もでき、主に外国人観光客を中心に利用がなされています。また、現在北城さんは2件目の家を購入し、リノベーションを行っています。
「七つの宿」をもう一度
最後に、今後の展望について質問すると、次のように答えてくれました。「七ヶ宿の自然や、参勤交代の宿場町として栄えた歴史も活かして、現代版七つの宿を作って、最終的には1週間で7つの宿をまわって七ヶ宿の地域体験ができるエリアを目指したいですね」。そう話してくれた北城さんの声にはわくわくするような感情が詰まっているように感じました。
インタビューを終えて
七ヶ宿に移住してきてから自身の強みを活かした活動をしてきた北城さん。その活動の一部分を聞いただけでも北城さんの描く七ヶ宿の未来がはっきりと明瞭に伝わってきました。特に、七つの宿をもう一度作りたいという話の中では、私が学んできた内容ともつながる部分がありました。また、北城さんの中にある、七ヶ宿をわくわくできる場所にしたいという想いがこちらにもダイレクトに伝わってきました。
この記事を書いた人
阿部航希
神奈川県横浜市出身。インターンシップで2024年2月・3月に七ヶ宿町へ。現在國學院大學観光まちづくり学部観光まちづくり学科2年(インターンシップ時は1年)
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