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Writers No.2 ~七ヶ宿のわらじ文化を捉えた人~

はじめまして。2024年夏、七ヶ宿町づくり株式会社のインターンシップとして、七ヶ宿町の魅力発信のお手伝いをさせていただくことになりました、小澤と申します。私視点の七ヶ宿の魅力が多くの人に伝わること、何かにチャレンジしようとする、私の同世代の方々の背中を押すきっかけになることを祈って、本記事を執筆します。今回は、夏に開催される「わらじで歩こう七ヶ宿」に焦点を当てて、七ヶ宿の魅力を深掘りしていきたいと思います。

講義で勉学に励む大学生活の一幕

私は普段、大学で経営工学を学んでおります。経営工学は、現実社会のさまざまの仕組みを組織と捉え、どう円滑化していくのかを理系的に考えてみるという学問です。私は、大学1年半を通して、理系的な手法の一部である、統計学や数学を学びました。一見関係あるように見えない地域創生と理系の学問が、どう繋がっているのか、実際のまちづくりにどう生かされているのかを知りたいと思い、インターンシップ先を探しました。そこで見つけたのが七ヶ宿町のまちづくりに関わるプログラムでした。

2024年6月当時のインターンシップ募集ページ

今回、私自身初の七ヶ宿、初のわらじ文化交流でした。わらじを触ったこともない私に、魅力発信ができるのかと不安な部分もありました。しかし、七ヶ宿町の皆様と関わり、町民の皆さまのあたたかさを肌で感じて、私がこの町の良さを多くの人に伝えたいという気持ちに変わりました。知らない町で知らない人にインタビューをすることは私の性格上得意なことではありませんでしたが、七ヶ宿の方々の優しさと親しみやすさに引っ張られ、少しだけ克服することができた気がしました。

七ヶ宿町の小関町長に「わらじで歩こう七ヶ宿」への熱い気持ちをインタビュー

「“あるものをどう生かしていくのか”を考える際に使う道具」が、理系の学問であると大学1年半の学び通して感じています。理系の学問を学んでいると、対物や対パソコンになる機会が多いです。しかし、このインターンを通して、学びを活かす人間社会では、対人のやりとりが、どうしても必要になるということを痛感しました。数学はひとつの答えを導き出すけれど、その答えは現実社会において、必ずしも正解であるとは限らないのだと、人と町を守ろうとする人の近くにいることができたから、気付くことができました。そのことを理解した上で、学びをより深め、まちづくりに還元できるような方法を探したいと思いました。

友人とのライブ参戦

七ヶ宿に滞在した時間は少しでしたが、私には表現できないほど有意義な時間を過ごさせてもらったと感じています。わらじの作り方を丁寧に教えてくれた先生方、わらじで歩こう七ヶ宿について教えてくださった企業の方々、町民の方々、役場の方々、インタビューに答えてくださった参加者の方々、関わってくださった全ての方々に感謝を込めて、このシリーズ記事を書き上げます。是非、最後までよろしくお願いします。

2024年 小澤

「わらじで歩こう七ヶ宿」で参加者に混じって川魚の稚魚を放流体験

小澤さんが2024年度に執筆してくれた記事

わらじで歩こう七ヶ宿―20歳の私が見た山間のイベント
わらじ職人さんとわらじを編む―20歳の私が見た山間のイベント