Painters ~七ヶ宿の未来を描く人たち~ No.2
七ヶ宿町には様々なバックグラウンドをお持ちの様々な方が住んでいらっしゃいます。そんな七ヶ宿の住民にインタビューを行いました。第2回は滑津(なめつ)地区出身で実家は果樹園を営んでいらっしゃったという佐藤深奈美さんです。
佐藤さんは、2023年3月現在七ヶ宿町・教育委員会に勤務し、公民館行事やジュニアリーダーなどの業務を担当しています。
「あたたかい住民性」という魅力
人が少ない分、つながりを感じているという佐藤さん。「声をかけてもらえるのが当たり前、というあたたかい環境で育ちました」と話していました。また、そんな環境もあって、あいさつすることが小さい頃から身につく土壌ができているのだとか。よそであれば自分でなんとかしなければならないことに関しても、親身になって対応してもらえるなど、「救われる環境」が整っているのも七ヶ宿の魅力であると話してくれました。
移住者ともつながりを持ちたい
最近増えている移住者についてのイメージを尋ねると、「移住してくる方が、『どういう人か知りたいな~』と、好奇心が強いかなと思っています」という回答。しかし、移住者にあまり興味の無いような住民の方からは、「また誰か知らない人が入ってきた」という不安の声もちらほら聞くといいます。それでも、難しいことではあるものの、元々の住民が感じるような不安感をどうにかしたいとも話していました。そして、心を開いてくれると、「今度野菜持ってくね~」などと、良い意味で世話を焼きたい住民も多いということを教えてくれました。
青年層がもっと挑戦できるように!
地域の担い手を育てていけるような、「『教育×まちづくり』を活性化させて未来の子どもたちが担う七ヶ宿の未来を創っていきたい」と、とてもまっすぐ語ってくれました。そしてこれから、高校卒業後に青年層がやりたいことができるような環境を創りたいとも話していました。
インタビューを終えて
インタビューを通じて、未来を担う子どもたちを思いやる言葉が多く伝わってきたと感じました。その中でも、七ヶ宿の住民性や教育活動にも絡めて様々な角度からまちづくりについて語っていたのが印象的でした。佐藤さんの描く未来の七ヶ宿には、たくさんの子どもたちが学んだり、遊んだりできる、そんな光景が映っているように感じました。
この記事を書いた人
阿部航希
神奈川県横浜市出身。インターンシップで2024年2月・3月に七ヶ宿町へ。現在國學院大學観光まちづくり学部観光まちづくり学科2年(インターンシップ時は1年)
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