情報洗脳
※TOP画像出典:Fallstricke der falschen Matrix
半分SFで、半分現実な感じの空現ハーフショートストーリー。
「情報過多は、精神に異常をきたす。」・・・
-プロローグ-
今では実際に現地にいって自分の目や肌で体験しなくても、情報が手に入る。
地球の反対側の今の情報だってネットで確認できるし、芸能人目撃情報などのゴシップネタもリアルタイムで流れてくる。
そして色んな情報が多すぎて、確認行為を省略することが日常的な中、流れてきた情報は一旦そのまま受け入れられる。
近年、より多くの情報をスピーディーにリアルタイムに共有したい、そんな人々のニーズからデータ伝送革新が進んできた。
過去、個人が発する情報(口伝えなど)が発信源から円周に拡散する過程で、信頼度の低い情報は途中で修正されて伝わるか、人のフィルターで除去されていたものが、いまやネットやスマホによるコミュニケーションツールの発達により、メディアのように一瞬で遠方まで到達する。
そしてそれは情報過多で機能不全化している人のフィルターを瞬時に超えて、個々に認知される。あたかも真実のように。
例え情報に間違いがあって、後から修正されても一度受け入れられた情報は記憶として残り、拡散した情報データの上書き修正は全てに行き届かない。どこかのサイトでは古い情報が残ったままになるだろう。
便利さと引き換えに、不正確な情報が流れた場合の弊害と損害は多大である。
人が多くの情報を扱いコントロールすることが目的で技術革新してきたはずが、情報に人が翻弄され、あまりの多さにノーコントロール状態だ。
TwitterやLINE普及による、いじめ、仲間はずれや蹴落とし問題。リーダー格の人物が口伝えではみ子にしていた昔と違って拡散力が違いすぎる。
これからは、情報が人を洗脳していくだろう。
そして情報がその人を識別し、情報がその人を形成していくだろう。
また、情報に操られ、情報の波に飲まれ、精神状態に異常をきたす人もいるだろう。
家族が崩壊し、また人と人の関わりが薄れていく中で、身の回りの人の意見や証言よりも、外からの情報が正しきものとして採用されていくだろう。
不正確な情報が流れてきても、それは違う!と守ってくれる人がいない未来。そして情報がその人を識別し、形成していく未来。
「あの人はそんな事をする人じゃない!」
そう胸を張って言える知り合いがいったい、あなたに何人いるだろうか?
また、言ってもらえる知り合いが何人いるだろうか?・・・
番号を始めとする情報が、あなたを表し、あなたがどういう人間かを示す。
もしその情報が顔写真とともに乗っ取られすり替えられたら、あなたはあなたで無くなる。
指名手配者の情報が、ハッカーによりあなたの情報とすり替わる危機は、ゼロではない。
そして、このノートを書いているのも、あなたが知っているユーザーではない。だって私が乗っ取っているのだから。
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