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鬼滅の刃を初めて見てみたら、色々と繋がった


近頃、「鬼滅の刃」という言葉をよく耳にするし、ネットニュースでもよく話題として見かける。
たしか、どこかの温泉施設の休憩スペースにあった「鬼滅の刃」の全巻が盗難にあい、それを知った人々から本の寄付があったというものを目にして、世の中まんざらでもないと思った記憶がある。

あと、今年のいつだったか「鬼滅の刃」の原作が完結したというのを目にした。それからの人気の勢い、いやメディアの取り上げの勢いが上がったように感じた。
子供から大人まで、夢中なのだとばかりに。

今月、11月になって、あまりにもよく見聞きするから、TVのタイムシフトマシンに録画されていた「鬼滅の刃」の特集 第一夜 兄妹の絆と、第二夜 那田蜘蛛山編をどんな感じのものだろう?かと見てみた。

すると始まっていきなりこんな感じになった。


ド━━(゚д゚;)━━ン!!

ぐっ グロい・・・


えっ?これ子供たちに人気なんだよね??
ちょっと衝撃が走る。
いきなり家族みんなが無残に小6されるって・・・
かろうじて妹ひとりは生きてたけど、兄を襲う鬼になってた・・・
しかも、アニメの絵柄がグロリアス←ル

怖いもの見たさにしばらく見続けてみた。
やっぱりグロさは続いた。

主人公 竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が鬼殺隊の元水柱 鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)の下で鍛錬を始める。与えらえた課題の岩を切れない時に色々と教えて修業してくれた錆兎(さびと)と真菰(まこも)が、実は最終選別で手鬼に小6されていたシーンでも、衝撃が走って少し震えた。

なんでこのアニメの人気が出たんだろう?

素直にそう思った。
それと同時に、その理由を探ろうという好奇心が芽生えた。


これを見る前、疑問に思っていたことがあった。

それはインスタの中で、羊羹の竹筒を咥えたコスプレの女の子や、筋肉ムキムキのマッチョが猪の被り物を被って、刀を持っていた投稿に、多くのイイネ♡がされていたこと。

なんだろこれ?

禰豆子 その03

これも?

伊之助B


そう思っていたのだが、アニメを見て、なるほどと繋がっていった。
そうえば、ムロツヨシ主演の日曜ドラマ「親バカ青春白書」でも永野芽郁さんがこんな格好をしていて、その時はピンとこなかった。

禰豆子 その04B


「鬼滅の刃」を見てみて、点と点で、?で点在していたことが、過去に遡り繋がっていった。


そして、第一夜は見終わり、翌日に第二夜の那田蜘蛛山編へ突入した。
主題歌が流れて、あっ!と思った。
LiSAというアーティストが、なぜか急に音楽番組に出てきたなと思っていたことがあって、主題歌を彼女が歌っていて「そういうことか」と腑に落ちた。

で、やっぱりここでも

ヒルコ 妖怪ハンター

子供の頃に見てかなり怯えた「妖怪ハンター ヒルコ」みたいな人面蜘蛛が出てきて、


━━(;゜谷゜)キエー!!━━


きっ キモい・・・


えっ?これ週刊少年ジャンプに連載されてたんだよね??
またまた、衝撃が走る。

ただ、緊張が続くストーリーの進行の中でも、時折 入ってくるおちゃらけた場面だったり、おちゃらけた顔の作画だったりが、少し落ち着きを与えてくれる。
妹の禰豆子(ねずこ)が「しこめ」と言われて主人公が憤慨したり、猪あたまの伊之助(いのすけ)が褒められて喜ぶ場面だったり。禰豆子が鬼殺隊士に追われて逃げる時に、二頭身に小さくなるところなんかは可愛くて笑った。

ここで、とても強い鬼 十二鬼月の蜘蛛の子 累が登場し、累の家族(累が作った鬼の家族)との戦いを通して累の過去が徐々に紐解かれていく。ラストの最後で彼もかつては人間だったこと、彼なりの感情があったことが明らかになって、愛とせつなさが見ている空間に広がる。
家族とはいったい・・・なにか


なるほど・・・

見て、気持ちのいいアニメでは決してないが、なんとなく惹かれる理由(わけ)が少しだけわかった気がする。
なんとなく同じジャンプの名作「北斗の拳」に衝撃を受け、惹かれるのと同じような感じを持ちつつも、そこまで硬派ではなく、男女に親しみやすいキャラクターと時折のおちゃらけがここまでの人気の柱だろう。

愛しさと、切なさと、心強さ・・・
(ん?どこかで聴いたような)
この三つが揃った「鬼滅の刃」をさらに見進めると、もっとその人気の理由に辿り着くことができるのだろう。

炭治郎の禰豆子を人間に戻す旅と同じく、まだまだ先は長そうである。




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